南岸低気圧の今後~今週中に北陸地方を大雪が襲う!?
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1/23 (火)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!③
全国的に寒気がやって来る
7:10~やじうまニュースネットワーク:コメンテーター富坂聰(ジャーナリスト・拓殖大学教授)
今後の大雪の予想される地域
日本列島の南岸を進む低気圧の影響で、首都圏では昨日大雪となり、列車の遅れや運休が相次ぐなど、交通機関に多くの乱れが出た。今後も寒気が流れ込む見込みで、北海道から北陸では、27日頃まで、日本海側を中心に、雪や風が強くなり、大荒れの天気となるおそれがある。
週末まで、日本列島に寒気が居座ると推測されている
森田)各地に大雪をもたらしたのは「南岸低気圧に伴う雲」ということですが、このような大雪がこれからも続くのか、日本気象協会の高橋則雄さんに伝えてもらいます。
まず、これから歩くときの注意点などは、どのようなことが挙げられますか?高橋)路面の凍結、シャーベット状の雪、それから水溜まり。この3点です。いま(午前7時10分)の東京の気温がマイナス0.4~0.5度くらいです。つまり0度以下ですね。なかなか雪が溶けないのですが、元から日射しで暖まっていた側の道路はシャーベット状になっている状況ですね。
今日の日中最高気温は10度です。すると雪解けがどんどん進む場所も出てきますので、車道と歩道の境目あたりは、特に水溜まりができやすいと思います。森田)今後ですが、「また寒気が入ってくる」とよく言われますが。
高橋)既に、日本海側に寒気が入り始めています。これからどんどん日本列島に近づき、週末まで居座る形を続けそうです。何度も「この冬一番の寒気」と申し上げていますが、今回もそれと同じクラスになると思います。
今後の大雪の警戒が必要なのは北陸地方と日本海側一帯
高嶋)日本海側はずっと雪が降っていましたが、これから先、また昨日と同じように、東京とか東日本の方も、警戒が必要ですか?
高橋)いちばん、目先で大雪に警戒が必要なのは北陸地方です。そして、その両サイドです。つまり九州北部、中国、四国から、東北まで。北海道はもちろんですが、日本海側一帯が含まれます。この2、3日は、特に北陸地方が大雪になりやすいと予想されています。
高嶋)では、関東はそんなに心配する必要は無いのですか?
高橋)関東は、北部の山沿いでは大雪の可能性がありますが、平地はいわゆる「関東の冬晴れ」状態です。ただし、寒気がやってきますので寒いです。東京の日中最高気温が5度前後という日がしばらく続きそうです。
昨日の日中最高気温は、午前9時が3度。正午から夕方にかけてほとんど0度前後でした。この気温からは少し回復するのですが、5度というのは、真冬でも滅多にない気温ですので、寒さには全国的に注意が必要です。
高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00