加湿器の仕組み
加湿器は4種類
加湿器には『スチーム式』、『気化式』、『超音波式』、『ハイブリッド式』があります。
『スチーム式』
『スチーム式』は、水をヒーターで加熱して蒸気(スチーム)を出すことで、部屋を加湿します。
加湿器と聴いて一番イメージしやすいのが、この『スチーム式』です。
素早い加湿が可能で、蒸気で部屋の温度も上がるので“暖房”と“加湿”の2つの効果があります。
但し、常に熱を発生させるため、他の加湿器と比べると、消費する電力が高くなります。
『気化式』
『気化式』は、水を吸い上げてフィルターを湿らせて、そこにファンで風を当てて、気化させる仕組みです。
“水に濡らしたタオルを部屋に干す”イメージです。熱を発生させないことから『ヒーターレス式』とも言われます。
ヒーターを使わない分、消費する電力を抑えることが出来ます。
加湿するのに時間がかかるのと、他のタイプの加湿器と比べると、加湿能力はやや弱めです。
また冷たい蒸気が出ますので、部屋の温度が若干ですが下がります。
『超音波式』
『超音波式』は、超音波で振動させることによって水を微粒子に変えて、それをファンで噴き出して加湿します。
イメージとしては『霧吹き』です。
インテリア性に優れたデザインが多いのも、『超音波式』の特徴です。
『ハイブリット式』
『ハイブリット式』は、簡単に言いますと『スチーム式』、『気化式』、『超音波式』の長所を取り入れた加湿器です。
『気化式』は湿らせたフィルターにファンで風を当てますが、ヒーターを使うことで、その風は温風になっています。
その分、加湿する速さが『気化式』よりも速くなります。但し、他の加湿器よりも高価になります。
(2018/1/17放送分より)
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