カーテンの豆知識 ヒダ倍数で変わる生地の長さとプリーツの山の数
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カーテンを寄せて束ねておく時に使う、ひも状の房のことを『タッセル』といいます。衣類やカーテンの端に付ける、糸を束ねた“房飾り”も『タッセル』です。そんなところから、同じカーテンを束ねておくための『タッセル』でも“房飾り”が付いたものもあれば、カーテンの余った生地で出来たバンドのようなものもあります。
そのため“房飾りが付いたもの”を『コードタッセル』。“カーテンの余った生地で出来たもの”を『舟形(ふながた)タッセル』とも呼ぶそうです。
カーテンを吊るす時に使う、プラスチックや金属で出来た留め具を『フック』と言いますが、この『フック』を掛ける部品は『ランナー』と言います。カーテンを開け閉めする時に、この『カーテンランナー』を『カーテンレール』に走らせて使います。
カーテンをお求めになる時に『1.5倍ヒダ』とか『2倍ヒダ』という言葉を目にされると思います。この数字を『ヒダ倍数』と言います。『1.5倍ヒダ』とは、例えば“仕上がりが幅1mのカーテン”を作るのに、“幅1.5m以上の生地を使っています”という意味です。
これが『2倍ヒダ』ですと、“仕上がりが幅1mのカーテン”を作るのに、“幅2m以上の生地を使っています”という意味です。“見栄え”の面から言えば、『2倍ヒダ』のほうがキレイで、いわゆる“収まりの良いカーテン”となります。
他にも『1.5倍』と『2倍』では、ヒダの数も違いますし、『フック』を刺す『プリーツ』の部分が『1.5倍』の場合、『2つ山』なのに対して、『2倍』の場合は『3つ山』になります。
(2018/1/11放送分より)
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