日本でかつてカーテンは何と呼ばれていた?

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出島 川原慶賀 唐蘭館図 蘭船入港図

川原慶賀筆「唐蘭館図 蘭船入港図」(出島 - Wikipediaより)

日本でのカーテンの歴史は、江戸時代の初めから始まりました。外国と比べるとカーテンの歴史は浅いですが、それは日本には古くから『すだれ』や『ふすま』『障子』といったように、カーテンの役割を果たすものが存在していたから・・・と考えられています。

日本にカーテンが伝わった頃は、『窓掛け』と呼ばれていて、とても高価なものでした。日本で最初にカーテンが使われたのは、当時、長崎に造られた人工島『出島』だと言われています。『出島』は日本で唯一、外国との貿易が許されていた所で、ここに建てられた外国人の大使館に、ヨーロッパから運ばれたカーテンが使われたそうです。

この大使館のような、洋風の建物にはカーテンは必要でしたが、当時の日本の住まいには合わないこともあって、なかなか普及しませんでした。この『出島』以外でもカーテンが使われるようになったのは、幕末から明治になってからです。

当時はまだ『窓掛け』と呼ばれていたカーテンですが、明治時代の終わり頃になるとようやく『カーテン』という言葉が使われるようになったそうです。さらに、日本製のカーテンも作られるようになりました。

それでもカーテンは一部の上流階級のもので、現在のように一般家庭でも使われるようになったのは、昭和30年代になってからです。当時、団地やアパートが次々と建てられるようになって、洋式の住まいが増えたことで、私達の生活にカーテンは欠かせないものになりました。

(2018/1/9放送分より)

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