高嶋ひでたけのニュースガツンと言わせて! 山本秀也 1月25日放送
1/25(木)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!②
オリンピックを私的に利用している北朝鮮
7:02~高嶋ひでたけのニュースガツンと言わせて!:コメンテーター山本秀也(産経新聞論説委員)
安倍総理が平昌五輪開会式へ出席
平昌オリンピックを前に日韓合意をめぐって日本と韓国の間に緊張が走っているが、ここへ来て、北朝鮮と韓国の間でも平昌オリンピックに関して問題が生じている。産経新聞論説委員の山本秀也は北朝鮮問題に対する考え方が韓国と日米の間で大きく食い違っていると指摘する。
安倍総理)平昌五輪の開会式に出席できる場合、是非とも文在寅大統領と会談を行い、慰安婦合意について、日韓合意についても日本政府の考え方を明確に伝えていきたいと、このように考えております。
高嶋)昨日の安倍総理の平昌オリンピック出席に対する国会の代表質問による答弁ですが、これは諸説ありまして、安倍さん自身が行きたがったという説もあるし党内の実力者がアドバイスをしたからだという説もありますが、どうなのでしょう?
山本)そこのいろんな条件について、私は詳らかに知る立場ではありませんが、最終的に安倍さんの決断ということは間違い無いのでしょうね。行かれるという以上は、やはり心は北朝鮮問題を前にして日米韓の同盟を崩してはいけないというところが最初の発想だったのだろうという気はします。
韓国は朝鮮半島以外眼中に無いのか?
高嶋)言いたいことは分かりますが、私は文在寅大統領を見ていて、安倍さんが何を言っても馬の耳に念仏、糠に釘、暖簾に腕押しといった感じで効き目が無いような感じがします。
山本)私も同感ですね。文在寅さんが本当にやりたい優先順位はアメリカや日本と共闘して北のミサイルを封じ込めるということでは無く、そういう懸念があるのであればその懸念を解消するように交流をしよう、対話をしよう、北朝鮮を助けようと、こっちの発想に軸足があるのはほぼ明らかです。それでこのオリンピックの合同チーム編制とか、この期に及んで北との交流や民間支援を増やそうというようなことをしていますよね。
高嶋)この間は外相会談をカナダのバンクーバーでやって、あの外務大臣も非常に妙なことを言って顰蹙を買いました。「北を助けましょう」なんて言って。
山本)元々あれは旧国連軍の加盟国の枠組みであった会議ですから、中国は来ませんでしたよね。
高嶋)ということは、文在寅大統領というのは朝鮮半島と国内以外は見ざる聞かざる言わざるで、意識はそこにしか無いということですか?
山本)私はそうだと思っています。1に国内2に南北、それ以外見えているとしたらちょっと中国が見えているのかなと。他は一応周りから言われるので見えている振りをしていますが、アメリカも日本も本当はちゃんと見えてはいないと思いますね。
高嶋)そうするとこちらの常識では、アメリカもそう思っていると思いますが、日米韓で北朝鮮のミサイル問題について何とかしようとか、演習も米韓はしょっちゅうやっているし、その辺との齟齬というのはどういうことなのですか?
山本)頭の中で本当に考えていることと、とりあえずしょうがないから手足を動かしていることが繋がっていない状態と言ったら良いですかね。足元では米韓合同軍事演習の開催をどうするのかというのは確かに問題になるし、韓国軍に対して命令を下す立場ではあるのですが、本当はそういうことをしたいのではなくて、北の指導者とサシで話したいとか、そういうことまで考えているのではないでしょうか。
高嶋)アメリカも究極的に言えば「あまり余計なことを言ってくれるな」という考えなのですかね?
山本)アメリカはそうでなくても国内で十分忙しい状態ですし、中東問題もありますから。
高嶋)じゃあ文在寅さんは「いいぞいいぞ」と思っているわけだ、気持ちがそっちに行っているから。
山本)やかましい奴が本気でやかましく言って来ないなら尚良いじゃないかという風に考えている可能性はありますよね。
北朝鮮はオリンピックを私的に利用している
高嶋)北朝鮮って偉そうじゃないですか? 派遣団を連れて来て施設を見て良いの悪いのと。あの小太りのおばちゃんはすごく評判が悪いじゃないですか。あんなのを受け入れてしまって良いのですかね?
山本)彼女はやはり北ではそれなりに地位が高いですからね(笑)。
高嶋)でも平昌オリンピックの参加国はしらけますよね。オリンピックを私的に利用していますから。
山本)そうなのですよね。それはもう参加国のみならず韓国国民の中でもそう思っている人は随分いるはずなのですけどね。
高嶋)そういうところで世論がどう動いていくのかというのも注目したいですね。
高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00