日本のチーズケーキの歴史のターニングポイント『モロゾフ』
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日本のチーズケーキの歴史
『チーズ』は飛鳥時代からあった!?
現在のチーズの作り方とは違う
そもそも日本は外国と比べると、チーズの歴史が浅いです。
7世紀の飛鳥時代の頃、『酥(そ)』という乳製品が天皇家に献上された・・という記録が残っていて、これが一種のチーズにあたる・・・と言われています。
但し、この『酥』という乳製品は、牛乳を煮詰めて固めたもので、現在のチーズの作り方とは違うそうです。
日本人がチーズに触れるようになったのは明治時代
日本人がチーズに触れるようになったのは、明治時代になって、西洋の文化が入って来てからですが、当時はなかなか受け入れられなかったそうです。
その後、日本でもチーズが作られるようになると、少しずつですが浸透するようになりました。
日本で初めてのチーズケーキは
時代は昭和になり、戦後にアメリカの進駐軍が当時、アメリカで人気だった『ベイクドチーズケーキ』を持ち込んだことで、日本にもようやく『チーズケーキ』の存在が知られるようになりました。
『モロゾフ』から誕生した『デンマーク クリームチーズケーキ』
日本の『チーズケーキ』の歴史に欠かすことが出来ないのが、兵庫県神戸市にあります洋菓子メーカー『モロゾフ』です。
1969年(昭和44年)、『モロゾフ』の創業者で、初代社長の葛野友太郎(くずの・ともたろう)さんが、ドイツ・ベルリンに出張に行かれた時、喫茶店でたまたま『チーズケーキ』を注文されたそうです。
その『チーズケーキ』のあまりの美味しさに衝撃を受けた葛野さんは帰国すると、『チーズケーキ』の開発を始めました。
そして誕生したのが『デンマーク クリームチーズケーキ』です。
この『モロゾフ』の『デンマーククリームチーズケーキ』が注目されるとともに、『チーズケーキ』のブームが始まったそうです。
(2018/1/24放送分より)
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