タコの心臓や脳はたくさんある? すごすぎるタコの生態を解説
タコの体に3つあるのは?
日本人が大好きなタコ。たこ焼き、たこめし、タコのお刺身も美味しくて、海外ではあまり親しまれていないのが不思議なくらいです。
海外では「デビルフィッシュ(悪魔の魚)」といわれるほど好かれていないんだとか。
でもその生態を調べてみると悪魔的というよりもエイリアン的(!?)といいたくなるほどすごいんです。
タコの体に3つあるのは「心臓」! 通常の心臓が1つ、エラ心臓が2つある
タコにはふつうの心臓が1つ、エラ心臓が2つ、合計3つの心臓があります。
タコの心臓から流れる血は……青い
そしてその心臓から流れる血は青色。某架空都市に襲来する謎の生命体のようだ…と思いきや、軟体動物や節足動物の血は青かったんです!
脊椎動物の「ヘモグロビン」の代わりに「ヘモシアニン」が酸素を運び、そのヘモシアニンは銅を含むので、銅が錆びて青くなるのと同じ原理で血が青くなるのです。
そのほかのタコの驚くべき生態まとめ
タコは敵から逃げる時、自分の腕を切り離すことがある。逃げ足は時速約40キロ
心臓が3つあって血が青いだけでも驚きなのに、タコは敵から逃げる時に自分の腕を切り離すこともあるそうです。
逃げ足は、およそ時速40キロ。
それではトカゲと同じなのでパンチが足りないですか? ではもうひと押し。
逃げる時に切り離したタコの腕は再生するが、ストレスで自分の腕を食べた場合は再生しない
タコの腕は逃げるために切り離せば再生されるらしいのですが、ストレスで自分の腕を食べた場合は再生されないのです!
そして再生された腕は分かれて2本に増えることもあります。
タコは自分で止血できる
そうやって体が千切れて大動脈が傷ついてもタコは自分で止血できます。
タコには腕が6本、足が2本ありますが、腕や足は脳が完全に制御しておらず半独立しているので、千切れても動きます。
タコには色が見えないが、餌の味は吸盤で触っただけでわかる。そして、カモメまで食べる
また、タコはカメレオンのように周囲の環境に擬態するカモフラージュが得意ですが、体の色を変えてもタコ自身には色が見えません。吸盤で触っただけで味がわかり、ぐにゃぐにゃくねくねなのに伊勢海老やカモメまで食べちゃいます。
タコの脳は9つある
そして、地球の95%を占める無脊椎動物の中で、一番賢い。
半独立している腕と足と、合わせて9つの脳を持っているといわれています。容器に餌を入れておくと器用に蓋を回して食べてから、また蓋を閉めて整えてしまうほどなんだとか。
今は人間にたこ焼きにされていても、いつか何万年後の未来には人間よりも賢くなって食物連鎖のピラミッドの頂点に立っているかもしれませんね。
タコは真水に弱い
ちなみにそんな無敵のエイリアンチックなタコの弱点は「真水」。海水が薄まると元気がなくなり真水につけるとイチコロなんです。本当にユニークですね。
千葉県いすみ市の港の朝市「たこしゃぶ祭り」開催(2018年イベント終了)
早く暖かくならないかな…と思う毎日ですが、この寒い時期にしか味わえない旬の味覚もありますよね。今日は、そのひとつ! 「マダコ」を堪能するイベント いすみ市の港の朝市で始まった「たこしゃぶ祭り」をご紹介します。
「マダコ」は、冬の訪れとともに東北地方の沖からいすみ市沖に南下。漁期は、12月~3月となります。この時期のマダコは、身が引き締まって、歯ごたえがあり、深い甘みがあるそうですよ。
港の朝市では、来月18日までの毎週日曜日「しゃぶしゃぶセット」を用意しています。薄切りにした生ダコを、昆布だしの効いた湯にくぐらせて、特製だれでいただきます。想像しただけでもたまらない! ですよね。会場では、このほかにも新鮮な魚や干物、産直野菜、タコ飯などのグルメも楽しめます。
詳しくはこちらのホームページをご覧ください。いすみ市内の地だこ食べられるお店も紹介されています。
港の朝市 開催概要
開催時間:8:00~12:00
会場:大原漁港荷捌所(第一・三日曜)大原漁港駐車場(上記以外の日曜)千葉県いすみ市大原11574
※開催時間の変更、臨時朝市開催の場合があります。
※荒天時・年末年始・年始・秋季祭礼時など開催しない場合があります。
http://www.isuminavi.jp/minatonoasaichi/
【ハロー千葉】