IOCバッハ会長が北朝鮮を訪問する本当の狙いとは?

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2/21(水)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!①

3大会続くアジアでの五輪大会~キーとなる北朝鮮の存在
6:32~ニュースやじうま総研!ズバリ言わせて!:コメンテーター鈴木哲夫(ジャーナリスト)

IOCバッハ会長が平昌五輪後、北朝鮮を訪問

2月12日、北朝鮮と韓国からの招へいとともに、IOCのバッハ会長が平昌オリンピック後北朝鮮を検討していることを訪問することを明らかにした。お金のかかるオリンピッックを自国で開催することについて、否定的な国も出てきている。そして、東京オリンピックは2年後に迫っている。日本の北朝鮮への対応はどうするべきなのだろうか。

高嶋)オリンピック終わりましたら、IOCのバッハ会長が北朝鮮に行くというニュースが伝わっています。これはどういう意味合いがあるのでしょうか?

鈴木)来ませんかと北朝鮮と韓国が一緒になって誘ったわけです。どんな意味があるのかを、JOCのメンバーの方とか自民党のスポーツ族と言われる議員の方とかお話をすると、とにかくバッハさんの目的はオリンピックを持続可能すること。ずっとこれからも開かれるようにしていくのが彼の最大の目標なんですね。

高嶋)金が掛かるし、もういいわと言ってる国もありますしね。

鈴木)もう今やらないという感じが出てきて、続くのだろうかと言われてますよね。そういう中でなんとか続かせたいととにかくバッハさんはリアリストだから、なんでもしようと考えるわけです。

高嶋)政治利用でも何でも良いよと。

五輪は今回から3大会連続アジア、気になる北朝鮮の動き

鈴木)逆に政治を利用することもある。今回の平昌もいろいろ問題あります。北朝鮮に牛耳られちゃってね。だけどそれなりに南北統一ということで、適当な盛り上がりを見せてもいます。それからね、終わったら2年後これ東京オリンピックです。

高嶋)そうですね。

鈴木)さらにその2年後、次の冬季は北京です。3大会続いてアジアなんですよ。そうなると鍵を握るのは北朝鮮ということになってきます。北朝鮮が参加するとかしないとか。

高嶋)嫌ですね、それ東京オリンピックの時に。そんな問題が浮上すると。

鈴木)東京だってそうでしょ。利用してきますよきっと。だからそのときにそういうトラブルが起きないように、とにかく頼むわという意味合いがあってバッハさんが行くのではないかと。

高嶋)国際情勢的にどうなっているか。この2年間というのが微妙で分かりませんが。でも北朝鮮制裁が続いていて解決がついていなければ、こちらは経済制裁している。だけど韓国は合同チームを組みたいとか。こう言ってくると。

鈴木)そうです、何を言って来るか分からないでしょ。

高嶋)日本はどうするのだという。

鈴木)経済制裁しているのに参加を認めるのかとか、韓国と仲良くしていたのにそのときには韓国が合同チームで北と一緒になって、日本には参加しないなんて言うかもしれない。
中国はそのときにどのように賛成するのか反対するのか。アメリカは日本を応援してくれるのかしないのか。東京オリンピックでは、ものすごく大変な決断を迫られる。今から日本は準備してなきゃいけないのだけれど、アジアであるということは北が1つポイントになるのでバッハさんはそこに行く。

高嶋)バッハさんが政治的に北朝鮮に物を言おうとするというと、どんなことを言いますかね。

鈴木)まあ1つよろしくと。

高嶋)よろしく? また東京オリンピックも来てちょうだいって?(笑)

鈴木)そうそう(笑)。だけどそういう風にやると、そこに足を踏み入れると逆に北朝鮮も政治をオリンピックに利用しやすくなってしまうでしょ?

高嶋)踏み込んでしまいましたよね。

鈴木)そういう意味ではウィンウィンかもしれないけれど、日本は非常に厳しい立場になる。だから日本として思うのですが、バッハさんの訪問がそういうことだとすれば、日本はやはりもう平昌の後、東京オリンピックで北がどんなことやってくるのかいろいろシミュレーションして、対応を今から準備していかなければならないですね。世論も巻き込んで。

高嶋)そのオリンピックの期間だけ、今回も朝鮮半島を模した旗を持って入って来たりとか、悪くはないけどもでも、今の北朝鮮の核兵器開発は許してはいけないという国ですよね。

鈴木)そうです。それを日本はどう対応するのかという、難しい宿題が日本にくるわけですね。

高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00

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