3月8日放送　　ゲスト：株式会社「クリスプ」代表　宮野浩史　第4回

自分好みのサラダが目の前で出来上がる！
いま大人気の日本初のチョップドサラダ専門店「クリスプ･サラダワークス」。
サラダをメインに飲食業界で注目を集める宮野浩史の経営哲学と手腕に迫る！

思いついたことは今日やる！

黒木）毎日さまざまなジャンルのプロフェッショナルにお話を伺っていくあさナビ、ゲストはチョップドサラダ専門店クリスプ・サラダワークスを展開する株式会社クリスプ社長の宮野浩史さんです。
15歳でアメリカに留学された経験がいま生かされている感じがします。

宮野）そうですね。やはりアメリカに留学できたことは、その語の人生に大きく影響しましたね。

黒木）苦しいときって、ありましたか？

宮野）甘栗の商売を一緒にやっていたビジネスパートナーの方が亡くなったときは、辛かったです。それがきっかけで日本に戻ることになるのですが、今思えば大きな転機だったのだと思います。

黒木）日本に戻ってくるとご両親に話したときの反応はどうでしたか？

宮野）とても喜んでました。それまではほとんど戻ってなかったので。

黒木）「アメリカに行け」って言ったはいいけど、8年間もいたわけですからね。

宮野）そうですね。親としてはそんなにいるとは思っていなかったようです。大学にも最初は行って欲しかったみたいですし、「大学行かないなら日本に帰ってこい」というのはあったみたいですけど、それでも応援してくれて感謝しています。

黒木）宮野さんは行動力がありますよね。「自分が食べたい物だから」と思っても、行動力がないとお店を開くところまで行きつかないですよね。その突き進むパワーはどこから来ているのですか？

宮野）好奇心が強いタイプで、悩んだりするのが苦手なので、その前にやってしまうところがあります。やってダメならばまたやるというように。

黒木）「悩むのが苦手」って面白いですね。

宮野）悩んでいる時間が苦手なんですよ。「来年やろう」みたいな目標が立てられない。「だったら今日やりたいな」と考えてしまいます。来年、何が起きているか分からないので。

黒木）普通は、「こういうのやりたいなぁ、でもできないかなぁ」で考えて終わりますよね。

宮野）そうですよね。

黒木）一歩踏み出す勇気もスゴいですね。

宮野）ありがとうございます。でも、突き進みすぎるので、社員から嫌がられているかもしれないですけど（笑）。

「ありがとう」と言っていただけるような接待。サービスを常に心掛ける

黒木）いまは何人くらい、いらっしゃるのですか？

宮野）アルバイトも含めると、170人くらいですかね？

黒木）その頂点に立っていらっしゃるのですが、経営者としてご自分で心がけていることは何ですか？

宮野）私たちの商売はお店で働いてくれているスタッフ、アルバイトも含めて、お客様においしい商品を出して、好きになってもらうということがベースになっています。お店が増えてくると、なかなか私も立ったりできないですが、それを忘れないようにしなくてはいけないな、と思っていますね。

黒木）お店に顔出すことはあるのですか？

宮野）顔出しもそうですが、お店のスタッフが中心にいるような会社にしたいですね。

黒木）日頃、みなさんによく言うことは何ですか？

宮野）私は、接客は楽しいものだと思っています。お客様に商品を出してお金をいただき、「ありがとう」と言われる商売はあまりありません。普通は「買ってくれてありがとうございます！」って言ったりするわけじゃないですか。でも、飲食店って必ずお客様が「おいしかった」とか「ありがとう」とか言っていただける。珍しい職業ですよね。だからこそ、「ありがとう」って言ってもらえるようなサービス・接客ができるといいなと思っています。その方が楽しいですよ。

黒木）だから「チョップドサラダを多くの人に食べてもらいたい」と。まさしくそういう思いが詰まっているようなお店ですね。

宮野）ありがとうございます。

黒木）そして、次に食べたいものはあるのでしょうか？　次に展開しようとしているものは？

宮野）サラダ以外にも、「同じくらいの価格帯でフラッと大人の方が気軽に食べられて、おいしいもの」というのは、いくつか考えています。できれば今年とか来年くらいにはみなさんにご披露できると良いなと思っています。

(2018年3月8日放送分より)

宮野浩史：1981年生まれ。高校生の時にアメリカに留学。アメリカで輸入販売や飲食店事業を展開し、天津甘栗の輸入･製造販売･ライセンスを手がけるHot Pebbles, Inc.を設立。約1年で年商200万ドルのビジネスに育てた。
その後シカゴで日本人向けジェラート･タピオカドリンク専門店「Tapito」をオープン。
2004年、日本に戻り、「タリーズコーヒージャパン株式会社」に入社。エリアマネージャーとしての運営管理を経て、事業責任者に就任。
2009年、フリホーレス株式会社を創業。日本初のブリトー専門店を麻布十番に開業。
2014年、日米の文化や商習慣･消費者心理の知識と経験から、カスタムチョップドサラダ専門店「CRISP SALAD WORKS」をオープン。3年の間に恵比寿、六本木、代官山、広尾と人気エリアに立て続けに出店。

ENEOSプレゼンツ　あさナビ
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