春のセンバツの星は大阪桐蔭に二人いる?

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春のセンバツの星は大阪桐蔭に二人いる?

90回記念大会となる、春の選抜高校野球大会が甲子園で始まった。「野球人(やきゅうじん)」という本を執筆、「流しのブルペンキャッチャー」こと、スポーツライターの安倍昌彦に注目の選手について聞いた。

去年の春の選抜を制した優勝候補の大阪桐蔭には現時点でドラフト1位確実と言われる選手が2人います。

1人は、おそらくセンターを守ると思います。トップバッターの藤原恭大(ふじわら・きょうた)選手。走攻守、全て凄い左投げ左打ちの1番打者。特に走る要素がこんなにレベルが高い高校生は、今、ジャイアンツの監督をされている高橋由伸さんの桐蔭学園時代と重なります。高橋由伸さんのように足が速くて、パンチ力もありランナーを刺す事が出来る強肩。こんな強打者なら、普通は4番なのに、大阪桐蔭では1番打っている。そこが恐ろしい。。

もう1人は、ピッチャーで、4番。しかもショートや外野も守る事が出来る「2刀流、3刀流」とも言われている根尾昂(ねお・あきら)選手。右投げ左打ち。彼は中学時代、スキーの回転で日本一になっていて、世界大会に出ているほどのスーパースキーヤーなんです。体幹が強い。下半身の粘り強さと柔軟性をフルに野球で発揮している選手。ただ、野球の技術はまだ荒っぽいところがあるんですよ。スキーの天才がこの春、たまたま野球をやっているという感じに見える。野球だけに固められていないので、打ち損じをしても清々しいんですよ。プロ野球選手に喩えると・・・投手だと桑田真澄。打者だと大谷翔平選手。

 

3月23日 高嶋ひでたけのあさラジ!「三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心」より

高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00

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