学部長・渡辺憲司 教育者として忘れてはいけないことは?

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学部長・渡辺憲司 教育者として忘れてはいけないことは?

学者で、自由学園最高学部長の渡辺憲司がニッポン放送「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」(5月2日放送)に出演し、人生において大切にしている3つのことを語った。

まず、1つ目は「忘れられない学生達」
教育者として特に忘れてはいけないのが、卒業できなかった生徒達であるという。何らかの事情で卒業したくてもできなかった生徒の名前、顔を絶対に忘れずに覚えていてあげることが、教員としてあるべき姿だと語った。

続いて、2つ目は「江戸時代の魅力」
渡辺が江戸を研究することになったきっかけは、江戸に生きる人たちの心意気に魅了されたからであるという。世間的に言われている江戸っ子の「粋」とは、推量という意味から来ており、相手の気持ちを考え、推し量り気遣う心の事。現代の人も、この配慮や優しさを学ぶべきであると語った。

そして、3つ目は「旅」
現在も、1か月に一度は旅行に出かけるほどの旅好きだという渡辺。そんな渡辺が今一番オススメの旅先は「カムチャッカ」。とにかくご飯がおいしく、カニやウニなどは絶品であるとのこと。渡辺は旅の足跡を残すのが趣味で、そのエッセイをまとめた本(「いのりの海へ」婦人之友社より1500円+税で発売中)を3月に発売している。

研究テーマから、学校、趣味に関する話題まで幅広く語った渡辺だった。

高田文夫のラジオビバリー昼ズ
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 11:30~13:00

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