視聴率が取れるのは米朝問題よりも紀州のドン・ファン
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6/18FM93AM1242ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』今日の聴きどころ!④
キーワードは米朝会談世論調査
7:27~教えて! ニュースキーワード:コメンテーター須田慎一郎(ジャーナリスト)
米朝首脳会談~「評価しない」が「評価する」を上回る
読売新聞、朝日新聞、共同通信が12日に行われた史上初の米朝首脳会談について世論調査を実施している。読売の調査では会談の評価は割れ、評価するは評価しないを下回り、共同通信の調査の北朝鮮の非核化については「実現すると思う」が、「しないと思う」を下回る結果となった。
飯田)読売調査、米朝首脳会談を評価する40%、評価しない47%ということです。
須田)この数字を読み解く上で大前提の状況があります。米中首脳会談が行われる前の1週間において、テレビの各局のワイドショーで、この米朝のことはほとんど取り上げられていません。紀州のドン・ファンで一色でした。なぜか、というと、ここにきて、北朝鮮問題は視聴率がとれなくなってきた。数字がとれない。むしろ、紀州のドン・ファンや、日大問題のことが視聴率をガンガンとっていくものだから、ほとんど置いてきぼりになってしまった。ということから考えると、米朝首脳会談は多くの日本国民にとってあまり興味の関心のなかに入ってなかった。その上での世論調査だったということが言えます。
飯田)なるほど。そうすると、半々くらいで出るのもわかるという感じですね。
須田)なぜ関心がないかというと、今回は日本がプレイヤーになっていないからだというのがあると思います。そういった意味でいうと、これから夏にかけて、場合によっては日朝首脳会談が行われる、そのなかでどういうふうに世論が動いていくのかというのが1つの注目ポイントだと思います。その一方で、核の廃棄費用に一説によると200兆円かかると。それは韓国と日本と、場合によっては中国とで負担するべきだ、アメリカはビタ一文出さないとトランプ氏さんが言ったとか言わないとかいう話があります。この辺りから、費用負担については日本国内においては議論の対象になってくるかと思います。
飯田)たしかにそこは当然、税金が使われるでしょうから。
須田)北朝鮮も自ら廃棄する能力、お金もかけられないのによく開発してくれたものですよね(笑)。
手つかずの地下資源が眠る北朝鮮
飯田)あそこはどうも資源が豊富だそうで、ウランは自分のところで掘れるという話もある。
須田)本当に資源は豊富で、ウランだけではなく、鉄鉱石、銅、レアメタル、レアアースの類が数百兆円眠っていると。手つかずの地下資源。これまでは技術もなく、採掘してこなかったものの、それとワンセットで、東アジアエリア最後のフロンティアとも呼ばれている北朝鮮との経済協力、経済開発、ということを見据えた上で核の放棄のコストを考え得行くべきだと思います。
飯田)手つかずの資源というと、70何年前のデータというのが実は生きてくる。日本の企業にはこういうデータがけっこう眠っているという話もあります。
須田)その一方で、フランスやイギリスはもうすでに動いていますからね。
飯田)あそこら辺って国交はあるのでしたっけ?
須田)あります。
飯田)じゃあもうなかである程度、外交特権で自由に動けてしまうわけですね。
須田)目ざといのですよ。
飯田浩司のOK! Cozy up!
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