まさか、ヘリコプターのプロペラは扇風機の「弱」よりも遅いなんて
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ヘリコプターのプロペラの回転速度は? 扇風機の「弱」より遅い?
ヘリコプターのプロペラの回転速度は、扇風機の「弱」より遅い!
プロペラで飛ぶものといったら、猫型ロボットのひみつ道具や最近だとドローンを思い浮かべますが、忘れてはいけないのがヘリコプター。ドクターヘリも話題になっていますよね。
この技術は紀元前の中国の竹とんぼをはじめ、かの有名なレオナルド・ダ・ヴィンチもスケッチを残しておりますが、のちにトーマス・エジソンが爆発事故を起こして研究を打ち切ったりと紆余曲折。実用化は飛行機よりも遅く20世紀の中頃です。
けれど、もちろん扇風機は飛べません
ヘリコプターは回転翼で揚力を発生し飛行します。その回転を思い出す日用品といえば、扇風機ですよね。
ここで衝撃の事実をお伝えします。ヘリコプターのプロペラの回転はなんと、扇風機の「弱」よりも遅いのです!
ってことはなんで扇風機は飛んでいかないの? 「強」にしたらヘリコプターよりも速く飛べるんじゃ、と22世紀の発明と共に思い浮かべてしまいますが、そんなことはありません。扇風機は飛べません(当たり前ですが)。
ヘリコプターの揚力には、回転数よりもプロペラの大きさや長さのほうが大事
回転翼の揚力の原理、それはプロペラを斜めにして回転させて下方向に強い風を発生させて揚力にするという仕組み。その力は回転速度より大きさと長さのほうがずっと影響があるといいます。
だからといってプロペラの面積を大きくすると抵抗が増えて効率が落ちてしまう、長くしすぎてしまうと先端が超音速に達してしまい不安定になってしまう、なら枚数を増やせばいいかというと今度はエンジンが重くなってしまう、と、なかなか難しいのです。
そんなに回転翼で揚力を生み出すのは難しいのですから、扇風機が簡単に飛べるはずがないともいえますね。
もしヘリコプターのプロペラで涼んだら、とっても寒いのかも
それにしても扇風機を発明した人は素晴らしいですね。私たちに涼しい夏を与えてくれます。ということは! もしもヘリコプターで涼んでみたら、真冬のように寒いのかもしれませんね。
「ヘリコプターフェスティバル in TATEYAMA 2018」開催(イベント終了)
さて今日は、海上自衛隊・館山航空基地65周年記念「ヘリコプターフェスティバル in TATEYAMA 2018」をご紹介します。
今月28日(土)午前9時~午後4時まで、館山航空基地で開催されます。海上自衛隊のみならず、陸上自衛隊、消防や民間のヘリコプターが多数 展示されますよ。救難装備品の展示や体験・管制塔見学・シミュレーター体験・スタンプラリー・カレーや屋台村など、バラエティに富んだイベントです。
何といっても魅力的なのは、ヘリコプター体験搭乗ではないでしょうか。現在、小学4年生以上で健康状態に問題のない方、40名を募集中です。ハガキでご応募下さい。締め切りは、7月4日(水)必着です。宛先など詳しくは、館山航空基地のホームページをご覧ください。
ヘリコプターフェスティバル in TATEYAMA 2018
http://www.mod.go.jp/msdf/tateyama/newhp/ibento/ibento.html
【ハロー千葉】