杉田議員LGBT発言問題~もっと真剣に考えるべき

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(8月3日放送)に外交評論家の宮家邦彦が出演。杉田議員のLGBT(性的少数者)発言を取り上げ、LGBTに対する世界の反応について解説した。

自民党 本部前 杉田水脈議員 杉田 水脈 抗議 LGBT デモ 杉田議員

自民党本部前で杉田水脈議員に抗議する人たち=2018年7月27日午後、東京・永田町 写真提供:共同通信社

「LGBTは生産性がない」と自民党杉田議員が主張した問題~安倍総理が「多様性を尊重すべき」と指摘

自民党の杉田水脈衆院議員が同性カップルを念頭に「子供を作らない、つまり生産性がない」とLGBT(性的少数者)への行政支援に対し疑問があると寄稿したことについて、安倍総理が昨日コメントを述べた。

安倍総理)自民党として、既に見解を表明しているものと承知しております。人権が尊重され、多様性が尊重される社会を作っていくことは当然のことであろうと思います。これは、政府与党の方針でもあります。

飯田)杉田氏側は、事務所を通して「真摯に受け止め、今後研鑽に努めて参りたい」とコメントを発表しています。
「新潮45」の記事僕も全文読みましたが、問題提起の部分として、社会のシステムであからさまな差別はないじゃないか。例えば同性カップルと告白したときに、社会が理解してくれないというより、いちばん傷つくのは肉親が理解してくれないことなのだというような指摘の部分はあったのですが、ただこの「生産性がない」という表現に対しては、いくらなんでもないのではないかと思います。どうご覧になっていますか?

宮家)だめでしょうね。この問題、日本は他の国に比べてもそんなに厳しくないです。エジプトにいたときにアメリカの親友ができたのですが、実は彼はバイだったのですよ。その後の長い話を結末だけ言うと、エイズで死んでしまうのです。
アメリカも当時はそんなに優しい社会じゃなかった。軍隊のなかの同性愛者をどうするかという議論まできているわけです。日本はタレントさんにもいるし、許容度は高い部分もあると思っています。ただ、政府与党としては政策があって然るべきなので、これは総理の言う通りだと思います。問題提起は大事だけれども、言葉遣いは気を付けるべきです。

杉田議員の主張を、最終的に有権者がどう判断するか

飯田)国会議員であると、最終的な責任の取り方としては、選挙で自分のところの有権者がどう判断するかと。

宮家)アメリカの場合だって、保守系の人はいて反対者もいるからそこはいいのです。

飯田)アメリカで言うと、ポリティカル・コレクトネスに疲れてしまった人がトランプさんのような、ぶっちゃけて話す人を支持したというのが一面としてはあったわけですね。

宮家)宗教的に絶対に認めない人たちもいるし、それを徐々に認めようとしている宗派もあるし、それこそ多様性ですよね。

飯田)政治は権力闘争だから、あらゆるところでバトルをするのですが、この問題が政局に使われてしまうのはかえって議論がどこまで進むかというと難しいところですね。

宮家)本当の理解には到達しないでしょうね。政治の道具にする問題ではないと思います。もっと真剣に考えるべき。当人にとっては大きな問題ですからね。

飯田)まだ日本としては議論のとば口に立っている問題ですかね。

宮家)どこの国にもある問題です。

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