世界初のスーパーマーケット説が有力な「キング・カレン」とは
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世界初のスーパーマーケットですが、諸説ある中、1930年、アメリカ・ニューヨークにオープンした『キング・カレン』という説が有力だそうです。
それまでアメリカでは、日常の買い物は電話でお店に欲しい物を注文して、店員さんに注文の品物を自宅まで配達してもらう『電話注文』や、お店のカウンター越しに店員さんとやり取りをする『対面方式』が一般的でした。
ところが、この時代になると世界的な不況の影響もあって、人件費が削減されるようになり、店員さんの数が減っていきました。
そんななか生まれたのが、お客さん自ら商品を選んでレジで精算する『セルフサービス方式』です。
この『セルフサービス方式』をイチ早く取り入れて、現在のスーパーマーケットのスタイルを作り上げたのがマイケル・J・カレンさんです。
マイケル・J・カレンさんは長年、食料雑貨店で働いていた経験を生かして、『キング・カレン』をオープンしましたが、最大の特徴は通常よりも安価で、大量に商品を提供したことです。
それが出来た理由ですが、土地の値段が安い郊外にある倉庫や使われていない工場などを活用したことと、『セルフサービス方式』によって、人件費を抑えることが出来たからです。
さらにマイケル・J・カレンさんは、クルマで買い物に来る人のために無料の大きな駐車場を作りました。それによって、一度にたくさんの買い物をすることが出来ました。
この『キング・カレン』ですが、マイケル・J・カレンさんが亡くなった後も、ご家族の方が経営を引き継いで、現在では40以上もの店舗があるそうです。
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