「虫の惑星」地球には、虫が推定100万種以上も生息
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「草野満代 夕暮れWONDER4」(9月5日放送)で、秋の「虫の声」に関するエピソードを紹介した。
秋の訪れを知らせる「虫の声」、あなたはもう耳にしましたか?今年は、猛暑に台風と…少し不安なお天気が続きましたが、暦の上では「秋」が、すでにやってきていましたね。
大昔から、私たち日本人は虫たちの鳴き声と共に、季節の移ろいを感じてきました。万葉集でも、こう詠われています…
「庭草に村雨降りて こほろぎの 鳴く声聞けば 秋づきにけり」
これは「庭草に、にわか雨が降って コオロギの鳴く声を聞けば秋の訪れを感じます」と、いう意味。
そんな秋の虫といえば、コオロギやスズムシ、マツムシに赤とんぼ!幼い頃は、よーく見かけた虫たちばかりです。
それもそのはず…地球上の生物の70%から80%が昆虫といわれていて、その種類は、なんと推定100万種以上も生息しているとか…。そこから、地球は「虫の惑星」とも、呼ばれるようになったそうです。
そして、私たちが暮らす虫の惑星は、今、空前の「昆虫ブーム」!(笑)国立科学博物館で開催中の「昆虫展」は、入場者20万人を超え、開催からおよそ2ヶ月が経った今も大人気!(10月8日まで開催)
江戸時代には、晩夏から秋にかけて松虫やスズムシを売る「虫売り」が、屋台に虫籠を積み担いで町中を売り歩いていたそうです。江戸っ子にとって、秋の虫の音を聞くことは、まさに娯楽。秋を楽しむ、ひとつだったようです。
平成も30年が過ぎた今年も、「リーン、リーン」と、新しい季節の到来を楽しませてくれそうですね。
「草野満代 夕暮れWONDER4」
FM93AM1242ニッポン放送 月曜-木曜16:00-17:40
番組情報
素敵な音楽&豊かな暮らしを、あなたに!「草野満代 夕暮れWONDER4」
(放送は2020年7月2日まで)