JR豊田駅の発車メロディを演奏したのは日野市職員
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ニッポン放送「週刊 なるほど!ニッポン」(9月2日放送)では、「あの駅の発車メロディは、東京日野市の職員が作っていた!?」というトピックスを紹介した。
電車に乗る時、何気なく聴こえてくる「発車メロディ」到着メロディとか駅メロなんて言い方もあります。これ意識して聴くとその地域にゆかりのある曲が流れてくることが多いのですよね。
京浜東北線の蒲田駅では、かつて松竹蒲田撮影所があったことに由来して、「蒲田行進曲」。では、東京都立川市にある「JR西立川駅」はユーミンの「雨のステイション」!この名曲の歌詞は、西立川駅を舞台にして作詞されたそうです。
そして東京日野市にある「JR豊田駅」、ここの「発車メロディ」は、童謡「たきび」なんです!「たきび」という歌は、中野区の風景をもとに作られたということは聞いたことあるのですけど、なんで「JR豊田駅」の「発車メロディ」が童謡「たきび」なのか?日野市役所 産業振興課 佐野雅夫さんにお話しを伺いました。
-なんで「たきび」になったのでしょうか?
佐野「作詞の巽聖歌が岩手の紫波郡で生まれたのですけど、昭和23年に日野の旭が丘に転居してきまして、それから亡くなる昭和48年まで日野市で暮らしておりました。それがまずきっかけです。巽聖歌さんが亡くなられて住んでいた家が古くなったので、取り壊されることになった時に、彼を偲んで地元の有志が『たきび会』を結成し、詩碑も作りました。その流れで毎年12月に『たきび祭』をやっています。」
-満員電車でも心がほぐれて乗れるようです(笑)。でもこれ演奏はどなたかに頼まれているのですか?
佐野「いえこれがですね、当時のうちの『まちづくり部』の関田和男部長が大変ピアノが得意な方でして、弾いてくれたのです電子ピアノだったと思うのですけど、自宅から持ってきて市役所内の会議室で弾いたのをパソコンで取り込んだという形です。」
-えっ?会議室で作ったのですか?
佐野「そうなんですよ、また部長の発案で『上り』と『下り』あるよね?と部長自ら2つパターンを作ってきてくれました。」
-普通、スタジオ借りたり専門の方に依頼したら予算かかりますよね?
佐野「100万円は超える額になってしまうでしょうね。多分出ていないと思います(笑)」
-中央線と言えばオレンジ色ですから、あの色がたきび色に見えてまいります。たきびは都心に住まわれている方はまずされないですよね。
佐野「『たきび祭』では実際にたきびをして焼き芋とかやっています。駅で『たきび』のメロディ聴いて、たきび祭りにお出でください!」
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