【ライター望月の駅弁膝栗毛】

E351系・特急「スーパーあずさ」、中央本線・小淵沢～長坂間

八ヶ岳をバックに山を駆け下りてくるE351系・特急「スーパーあずさ」。
平成5（1993）年12月のデビュー以来、四半世紀近くにわたって中央本線で活躍してきたE351系電車は、3/17(土)のダイヤ改正で引退することになりました。
振子式の車両らしく、車体を傾けながらカーブを走り抜ける様子は絵になるもの。
もう少しバックが青空に恵まれますと・・・？

ありがとうE351系記念弁当

駅弁の掛け紙を飾ることも出来ちゃったり!?
という訳でこのE351系電車の引退を記念した駅弁が、3/16までの期間限定で、E351系電車がやって来る東京・新宿・八王子・甲府の各駅で販売されています。
その名も「ありがとうE351系記念弁当」（1,200円）！
東京・新宿などの駅弁を手掛けるNRE大増が製造しています。

ありがとうE351系記念弁当

【お品書き】
・玉子そぼろご飯
・山梨県産信玄どり照焼
・さわら西京焼
・合鴨スモーク
・玉子焼
・舞茸天
・パプリカ揚
・煮物（がんも・里芋・人参・細筍・こんにゃく）
・いんげん
・蓮根梅酢漬
・しそ入り野菜の酢和え
・野沢菜昆布和え
・ようかん

ありがとうE351系記念弁当

山梨県産の鶏肉や舞茸天・野沢菜の昆布和えなど、甲信らしい食材が詰まった駅弁。
今どきの駅弁らしくご飯控えめ、おかずたっぷり、容器もE351系電車のインアームテーブルにも嬉しいサイズといったところでしょうか。
ちなみに3/11までの掛け紙は、画像の“早春バージョン”。
3/12～16までは“春バージョン”の掛け紙が用意されるという仕掛けも面白いですね。
中央本線で共に活躍したE351系・115系・201系電車そろい踏みのポストカードが、おまけで付いてくるのもファン心をくすぐります。

E351系・特急「スーパーあずさ」、中央本線・長坂～小淵沢間

霞んだ富士山をバックに山登りに挑むE351系・特急「スーパーあずさ」。
最高時速130km、パープルの車体をくねらせながらカーブの多い新宿～松本間を、毎日毎日2時間半弱で結んできた功績は大きいもの。
その合間には、中央線のみならず、東海道線の通勤ライナーとしても足跡を残しました。
3/17以降は、新型のE353系電車にその道を譲ります。