“34メートル”の缶詰、意外な名前の由来
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「草野満代 夕暮れWONDER4」(9月18日放送)で、缶詰の『34Mシリーズ』に関するエピソードを紹介した。
高知県の黒潮町缶詰製作所には、『34Mシリーズ』という缶詰があります。
これ、ちょっと変わった名前ですよね。なんで、こんな名前なのかというと、実は、この黒潮町、南海トラフ巨大地震が起きた場合、津波の想定が34メートルと発表されたことから始まります。
内閣府から発表されたその数字に、町から出ていくことを考えた人たちもいましたが、これを逆手にとって、地震・津波に備える新しい産業を立ち上げようと思いつき、立ち上げたのが缶詰メーカーでした。逃げるのではなくて立ち向かっていく…ということですね。
ブランド名を『34メートル』という名前にすることで、防災に備えて行こうという強い意志を表しました。
地域の特産のカツオなどを使う、化学調味料を使わないことも特徴ですが、さらに、こちらの缶詰は、7大アレルゲンが含まれていません。
防災の時、誰もが食べられる、安心・安全、おいしい缶詰には、何かあった時に逃げるのではなく、立ち向かっていく勇気も詰まっています。
「草野満代 夕暮れWONDER4」
FM93AM1242ニッポン放送 月曜-木曜16:00-17:40
番組情報
素敵な音楽&豊かな暮らしを、あなたに!「草野満代 夕暮れWONDER4」
(放送は2020年7月2日まで)