2代連続で文科省次官が不祥事辞任~新内閣による大臣の人事も難題に

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(9月21日放送)にジャーナリスト・東海大学教授の末延吉正が出演。戸谷事務次官の辞任について解説した。

文部科学省の戸谷事務次官が辞任へ

文科省の戸谷一夫事務次官が、文部科学省をめぐる一連の汚職事件の責任を取り辞職する意向を固めたことが分かったと、今朝の朝刊各紙が一斉に報じている。文科省では前の事務次官前川喜平氏も、組織的な天下り問題の責任を取って辞任しており、辞任した場合には事務方トップ2代連続不祥事で辞任という異例の事態となっている。文部科学省は今日にも処分を発表する見通し。

飯田)2代続けてというか、先代は天下りがばれてという、昔からのことを未だにやっていたのかというところですが。

末延)でもあまりメディアは書かなくて、前川さんは反安倍政権の党首のような。いまは人気者になられていますが、よく考えたら責任を取って辞めた人なのです。
文科省はガタガタです。いまスポーツがたくさん揉めているでしょう。ああいうところの最終的な監督官庁は文科省なのですよ。ここがしっかりしないと僕も大学教員だから、怖いのですよ、文科省って。

飯田)大学とか教育機関に対しては、相当居丈高だという話があります。

末延)教員になってわかったのですが、凄いのですよ。そういうところに風穴を開けようとしてやったのだけれど……。

飯田)獣医学部の話もそうですね。

末延)そこはよく見ていかないと。メディアは、本当は公平にやらなければいけません。文科省は早く立て直さないと、置いて行かれてしまいます。

難しい新たな文科新大臣の人事

飯田)林芳正大臣が一生懸命やっているところではありましたけれども。

末延)ここの人選は、今度の改造人事も難しいですね。

飯田)結局、確か林さんも緊急登板という感じでした。

末延)そうなのです。これは文教族だと良いのかというと、そうでもないのですよ。下村大臣は同級生なので言いたくはないけれど、あまり上手くいかなかったですよね。そういうことを含めて、教育はみんながいろいろな意見を持っているから。しかも権限がとてもあるのですよ。実は、これは意外とブラックボックスになっていた。
スポーツ庁をもう少し強くしようという法案を作る動きもあるので、この辺には注目しておいてください。

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