ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」（10月25日放送）にジャーナリストの鈴木哲夫が出演。ガソリン価格の値上がりと中東情勢の関係を解説した。

ガソリン価格160円台突入～4年ぶりの高値

先週と比較して全国のガソリン平均価格が40銭値上がり。1リットルがちょうど160円になった。160円の大台に到達したのは平成26年11月4日以来4年ぶりのこと。

飯田）ガソリンが値上がりしていますね。

鈴木）スーパーでの野菜の値段もそうですが、国民というか、庶民にとってガソリンの値上がりは強く感じますよね。そして、それが政治に向いていくパターンがよくあります。「外交は何をやっているんだ！」みたいにね。そんな状況になるくらい、高値が続いている。例のサウジ記者殺害事件でイラクやトルコ、アメリカが絡みいろいろ動いています。こういうものがガチャガチャして、皇太子が絡んでいるか否かとか、誹謗中傷したりしている間に、また石油価格に影響するかもしれない不安が出て来ています。あの記者殺害事件も早く決着しないと、そういう部分で影響が出てきますね。

飯田）1部の海外経済誌にも書かれていますが、「シェールオイルが出るから、そんなに値段は上がりすぎないのでは」という予想がありましたが、意外と環境問題などが作用して、思ったほどオイルが出ていないという話もあります。

河野外務大臣は昔から中東を重要視していた

鈴木）中東は、ガソリンや石油でつながっていると日本は必ず実感しますよね。河野外務大臣は、外務大臣になるずっと前から、中東はポイントであると主張していました。外交力を日本が中東へ向けて発揮するタイミングが来ているのかもしれません。

飯田）「河野さんとヨルダン国王が大学の同級生だった」という話もありますね。

鈴木）河野さんは本当に前から、無役の頃からずっと中東について強く言っていました。まさに日本の生命線ですからね。

飯田浩司のOK! Cozy up！
FM93AM1242ニッポン放送　月-金　6:00-8:00