テレビ東京のドラマが「攻めている」と言われる理由

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黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に、ドラマプロデューサーの阿部真士が出演。テレビ東京でドラマをつくることについて語った。


黒木)今週のゲストはテレビ東京ドラマプロデューサーの阿部真士さんです。
ここ数年、テレビ東京のドラマは『池の水』をはじめとして自由で新しく、「攻めている」と言われますが、その辺はどう受け止めてらっしゃいますか?

阿部)僕も深夜ドラマをやっていたので、どう攻めるのかは常に考えていました。でも最近は意外と攻めづらくなっていますね。

黒木)攻めづらい? いまが、ということですか?

阿部)非常に難しいのですが、いまは表現の部分でクレームに弱くなっていますね。そのなかでもテレビ東京は立ち向かっているとは思いますが、最近は自主規制することが多いと思います。

黒木)時代もありますし、攻めにくくなったところはありますね。それからテレビ離れとも言われます。でもそのなかで、挑戦し続けなくてはいけない立場でいらっしゃるわけですよね。

阿部)そうですね。テレビ東京は後発の局でして、人手も予算も無いなか、他局と同じ攻め方をしても仕方がないので、どう知恵を絞るのかということを常に考えて来ました。その代表が『孤独のグルメ』や、黒木さんにご出演していただいた『東京センチメンタル』だと思います。いままで主役ではなく、バイプレイヤーとして出演されていた方を主役に据えてみるということも、テレ東のドラマのやり方としてあるのかなとは思っています。

黒木)テレビ東京の深夜ドラマは斬新なものが多いですよね。

阿部)そうですね、怒られることの方が多いですが。

黒木)(笑)。

阿部)いい歳して、両手にバケツを持って廊下に立たされている気分になることは、多々ありますね。
「お前はこの作品をどう思ってんだ」みたいな感じで(笑)。

黒木)日頃どのようにして、アンテナを立てていらっしゃるのですか?

阿部)そのときどきで、自分のなかに興味のあるものが出て来るので、それをどうドラマに生かすのか、いつも考えています。いまですと政治が面白いなと思いますね。単に政治ドラマをやっても、視聴者の方は見てくれないと思いますので、それをどうドラマに組み込むのかを考えたりしています。
後は昔、『バカヤロー!』というドラマとか映画があったんですけれども、いま日本人が心の内に溜め込んでいる怒りとかストレスみたいなものを、きっちり代弁してあげるようなドラマは、つくってみたいとは思っています。


阿部真士(あべ・まさし)/ ドラマプロデューサー

■東京都出身。東京理科大在学中から専門学校で映像制作を学ぶ。
■制作会社を経て、2007年、テレビ東京に入社。制作局ドラマ制作部所属。
ドラマ「モテキ」「みんな!エスパーだよ!」「東京センチメンタル」
「オー・マイ・ジャンプ!」「三匹のおっさん」「パンセ」「娘の結婚」などを担当。
■今年10月からはテレビ東京・金曜8時のドラマ「駐在刑事」がスタート。
地上波連ドラ初主演の寺島進さんが座長を務める。

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