テレビドラマのプロデューサーはどんなことをするのか?

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黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に、ドラマプロデューサーの阿部真士が出演。テレビドラマのプロデューサーの仕事について語った。


黒木)今週のゲストはドラマプロデューサーの阿部真士さんです。
現在放送中のテレビ東京金曜8時のドラマ『駐在刑事』には、私も出演しています。阿部さんはこのドラマのプロデューサーなのですが、プロデューサーは実際どういうことをやっていらっしゃるのですか?

阿部)まず、企画を作るところから始まります。

黒木)例えば『駐在刑事』だったら、この金曜8時に何をしようかなということを考える?

阿部)そうです。そして、オリジナルでやるのか、原作のあるものをドラマ化するのか、ということがあります。

黒木)でもドラマにはいろいろな種類があるではないですか。

阿部)この枠、この時間帯であればこういうお客さんがいるだろう。こういうお客さんはこういうテイストのものが好きだろう、ということが前提になりますね。

黒木)前提ですよね。今回は『駐在刑事』で、これはスペシャルからつながっていますが、そうではなく、まっさらな状態で決めて行くときは、どういうアンテナを立てて決めて行かれるのですか?

阿部)意外と「これは受けそうだ」と思って作った企画って、通らなかったりするのですよ。

黒木)企画を通さなくてはならない。それはどなたが見るのですか?

阿部)最終的に編成だったりうちの局長だったり、その枠のプロデューサーだったり、段階があります。企画募集が掛かると、みんな一斉に出します。

黒木)何人ぐらいが出すのですか?

阿部)制作会社さんから頂く場合もありますので、100~200という数のものが集まります。

黒木)そのなかから、局長や編成の方々が選ぶのですか?

阿部)はい。

黒木)企画が通った時点でプロデューサーになるわけですか?

阿部)そうですね、その作品のプロデューサーになります。

黒木)プレゼンで勝つわけですよね。まず、第1の喜びですね。

阿部)そうですね。作品の企画書は、どういう企画なのか、どういうキャスティングでこのドラマを映像化したいのかという、すべての思いが書いてある。それはいろいろな人に対してのラブレターでもあるのです。主演の方へ交渉に行く際もそうですし、編成局長や部長や、ドラマ部の上の人たちに対してもラブレターだと思っています。それを受け取ってくれるということは、告白が成功したということです。

黒木)素敵ですね。ラブレターを受け取ってもらいました、その後は何をするのですか?

阿部)実務に入って行きます。台本を作るという作業がいちばん時間が掛かります。急にシナリオには行かず、大体どういうストーリーにして行くのかというプロットを作ります。
そのプロットと呼ばれるストーリーを作りつつ、こういうストーリーで行こうとなったら、それを脚本家の方にさらにシナリオにしていただきます。そこからキャスティングを同時並行でやって行くという感じです。

黒木)そしてドラマができて行く。

阿部)はい、現場はもちろん撮影があります。現場になってしまうと、僕らプロデューサーは特にやることは無く、役者の皆さんのご機嫌を取っています(笑)。


阿部真士(あべ・まさし)/ ドラマプロデューサー

■東京都出身。東京理科大在学中から専門学校で映像制作を学ぶ。
■制作会社を経て、2007年、テレビ東京に入社。制作局ドラマ制作部所属。
ドラマ「モテキ」「みんな!エスパーだよ!」「東京センチメンタル」
「オー・マイ・ジャンプ!」「三匹のおっさん」「パンセ」「娘の結婚」などを担当。
■今年10月からはテレビ東京・金曜8時のドラマ「駐在刑事」がスタート。
地上波連ドラ初主演の寺島進さんが座長を務める。

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