再度の米朝首脳会談~それぞれの思惑は

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(1月14日放送)ジャーナリストの須田慎一郎が出演。第2回が予定される米朝首脳会談について解説した。

米朝首脳会談 プレスセンターに流れる米朝首脳会談の映像 提供産経新聞

2回目の米朝首脳会談ベトナムで開催か

アメリカのトランプ大統領が、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との2回目の米朝首脳会談を来月2月中旬にベトナムで開催するよう北朝鮮側に提案したと、日米韓協議筋が明らかにした。北朝鮮は検討中で、まだ返答はしていない。

飯田)開催地をめぐってというのはモンゴル、インドネシア、ハワイなどいろいろな地名が言われていますが、実際に名前を挙げているのはベトナムだけです。

須田)もともとは金正恩氏が留学していたスイスなども提案したそうですが、長距離移動に北朝鮮サイドが難所を示しているところがあると思います。前回シンガポールへ行ったときに自ら保有する飛行機ではとても航続距離が届かなくて、結果的に中国のものを借りました。本来だったら近場が良いけれどそういうわけにもいかないので、程良いところだと思いますけどね。
今回の件で言うと、どちらかと言えばアメリカが強く働き掛けています。そのあたりを見ていくと、国境の壁の問題などの内政と外交が厳しい状況にあります。実績を残すことができていないので、国内世論向けの対策として、この分野については他の政権よりはるかに進んでいることをアピールするために北朝鮮が使われたという感じがします。

飯田)急転直下みたいなものですよね。これで来月の2月中旬にというと、準備が間に合うのか疑問です。

北朝鮮のスタンスに変化

須田)こういった首脳会談が開かれるときには事務方の協議を積み上げて、最終的に両国の首脳が合意をするというのが一般的な外交のスタイルなのだけれども、今回はトップ会談で結果を出すという形を取っていますから、事前準備が無いです。
ただ、これは北朝鮮には通用するのですよ。何故かというと、物事を決められるのはトップの金正恩氏だけだからです。そうすると、何か結論を出すことができる項目があるのかどうかですが、アメリカはとにかくミサイル問題の決着を図るというところでしょう。韓国で北朝鮮と交渉している人から少しずつ話を聞いてみると、金正日時代と明らかに違っているスタンスがあると言うのですよ。金正日時代までの北朝鮮は、武士は食わねど高楊枝で、自らのアイデンティティを守るために経済問題は二の次に置かれていたそうです。ところが金正恩時代になってからはとにかくお金。どうやったら援助を受けられるのかというところばかりにいっているようなのです。

飯田)大きな見返りがくれば、手放しちゃう可能性もあるわけですね。

須田)見返りというか、国内経済が逼迫している焦りが出てきているようです。

飯田)アメリカも国連の制裁をいきなり解除するわけにはいかないですよね。

須田)そう考えると国連の制裁が相当効き始めてきていて、農作物に関しても枯渇しかかっているから、その辺りをどうするかというところです。

 

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