ニューヨークでナイキのレア物を買って日本で売ったら大儲け!
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黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に、「プレミアムワイン株式会社」代表取締役で、ワインスペシャリストの渡辺順子が出演。ニューヨークに行って最初に成功した“ナイキのシューズ販売”について語った。
黒木)今週のゲストは「プレミアムワイン株式会社」代表取締役で、ワインスペシャリストの渡辺順子さんです。よろしくお願いします。
ニューヨークに行くことが1つの目標、夢だったということで行かれましたよね。
渡辺)最初は観光ビザで行きましたので、一旦帰国して学生ビザを取りまして、またニューヨークに渡りました。
黒木)そこで強運その2。そのとき出会ったのがナイキのシューズですね。
渡辺)アメリカでもナイキのシューズの人気が出て来たところで、私はそんなに日本で人気があるとは知らなかったのですが、日本の友人からナイキのシューズを送って欲しいと言われて。お店に行ったらあったので買って日本に送りましたら、またいろいろな人から頼まれました。
黒木)これは商売になると。それで渡辺さんがニューヨーク中のシューズを…。
渡辺)ほとんど全部買い占めました。
黒木)それを日本で売ったということですが、大変な売れ行きだったのですよね。
渡辺)当時はそうですね。アメリカで普通のお店で買ったものが、何倍何十倍の価格で売れましたので、時代が良かったと思います。エアマックスやエアジョーダンが、本当に売れました。
黒木)流行りましたよね。
渡辺)レアなものがアメリカにありましたので、ニューヨークだけではなくいろいろなところに行って、また買い占めて、それでまた日本に送って売りました。
黒木)ニューヨークの靴屋さんではバイヤーだと思われたのですか?
渡辺)ニューヨークでも買えるのは1人5足までと決められていましたので、他の人に頼んで全部買い占めたという感じです。
黒木)シューズとの出会いがあって、ニューヨークに素晴らしいご自宅もお買いになって。その後も強運その3ですが。
渡辺)友人のお誕生日会でナパバレーに訪れることがあったのですが、ナパバレーの牧歌的だけれど高級感のあるところがとても気に入りました。それからワインの勉強をしようと思って、ニューヨークに帰ってからワインの勉強を始めました。まだそのときはワインの仕事をしようという気持ちはなかったのですが、ワインのオークションに行ってワインを落札していたりはしました。オークションで落札したペトリュスを飲んで、そこからワインのビジネスに行こうかなと決心しました。そのときはもう30代後半になっておりましたので、いまからフランスに行くのもどうしようかなと考えているときに、ちょうど株のお話をいただいて、買ったらその株がすごく上がって。
黒木)それは知らない方からだったのでしょう?
渡辺)そうなのですよ。
黒木)たまたま声をかけられて、株を買わないかということだったのですよね。
渡辺)友人とランチをしておりまして、「フランスに行ってワインの勉強をして、ワインのビジネスに進みたいのだけれど」と言いながらワインを飲んでいたら、ワインがなくなって、次はどうしようかと思っているところへ、ウェイトレスがワインを持って来たのですよ。「私たち、まだワインを頼んでいないですよ」と言ったら、「いやいや向こうの方から」ということで、年配の方が来て、いきなり「株に興味あるか」と聞かれまして、買っちゃったのです! 実はもう1人の友人が金融関係の仕事をしていたのですが、その彼女が「いいんじゃないの」と言うので、彼女が買うなら私も買おうかな、と。そんな感じで、軽い気持ちで買いました。
渡辺順子/ワインスペシャリスト■1963年・愛知県生まれ。
■ニューヨークに移住、フランスへのワイン留学を経て、2001年から世界最大のオークションハウス「ニューヨーク・クリスティーズ」に入社。アジア人初の「ワインスペシャリスト」として8年間勤務。
■2009年に退社し、ワイン・コンサルタントとして独立。
■2010年に「プレミアムワイン株式会社」を設立し、代表取締役に就任。ワイン投資のアドバイザー、セラーを管理するセラーマネジメントのほか、世界有数のワインオークションハウス「ザッキーズ」の日本代表として日本国内での高級ワインのオークションを開催するなどワインビジネスの第一線で活躍。
■著書に『世界のビジネスエリートが身につける 教養としてのワイン』がある。
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