ニッポン放送「八木亜希子LOVE & MELODY」（5月18日放送）に、アートテラー・とに～が出演し、「クリムト展をより楽しむための3つのポイント」を解説した。

クリムトは、19世紀末から20世紀はじめにかけてウィーンで活躍した画家。日本では《接吻》などで知られている。今年はクリムト没後100年、そして日本とオーストリアとの国交樹立150周年の記念の年。「クリムト展 ウィーンと日本 1900」「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」展など、クリムトの作品が多数来日している。『クリムト展 ウィーンと日本 1900』（東京都美術館）をより楽しむための3つのポイントを解説した。

とにかく金箔推し！

ポスターにもなっている《ユディトI》は、クリムトが初めて金箔を使った絵。額縁もクリムトが作っている。クリムト作品は、クリムトの弟が作っている額縁も多い。展覧会会場はとにかく金箔推し。展覧会の入り口のロゴ、フォトスポットのフレーム。館内のレストランでは金箔が乗ったハヤシライスに金箔入りスパークリングワインも。もちろん、展覧会グッズにもゴールドがあしらわれたものがたくさんある。

音楽が流れる展覧会

《ベートーヴェン・フリーズ》という34mの大きな作品の原寸大レプリカも来日。この作品の展示には仕掛けがあって…ある場所に立つとベートーヴェンの「第九」が流れる。そんな演出も楽しめる。

クリムトからモテテクを学べ！

クリムトには、愛人が数十人いたとも言われる最強モテ男。本人も自覚していたそうで、決してイケメンではなかったクリムトが、どうしてそんなにモテたのだろうか。プラトニックな関係の愛人だったと言われるエミーリエ・フリーゲへむけた、クリムトの赤裸々な手紙も展示されている。そこには、エミーリエのことを「親愛なる」「僕の可愛い人」「僕のガゼル」と呼ぶなど、盛りだくさんの愛情表現が！そんなクリムトの書簡から、モテる男の言い回しを参考にできる。

八木亜希子LOVE&MELODY
FM93AM1242ニッポン放送　土曜8:30-10:50