【しゃベルシネマ by 八雲ふみね 第652回】
さぁ、開演のベルが鳴りました。支配人の八雲ふみねです。シネマアナリストの八雲ふみねが観ると誰かにしゃベりたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。
今回は、7月12日公開の『トイ・ストーリー4』を掘り起こします。
前作から9年ぶり! まさかのシリーズ最新作が誕生!!
おもちゃの視点で“おもちゃの世界”を描くというユニークな発想で世界中の人々を魅了した、ディズニー/ピクサーの大人気シリーズ『トイ・ストーリー』。世界初の長編CGアニメーションとして映画の歴史を変えたシリーズの続編が、9年の時を経て完成しました。
物語の舞台は、前作『トイ・ストーリー3』の“その後”。これまで“完璧な結末”と言われて来た『トイ・ストーリー3』を超える、シリーズ史上最大にして最高のアドベンチャー超大作です。
ウッディたちの新しい持ち主となった女の子ボニーは、幼稚園の工作で作ったフォーキーを家に持ち帰って来る。ボニーのいまいちばんのお気に入りだと、フォーキーを仲間たちに紹介するウッディ。しかし当のフォーキーは、フォークやモールでできた自分のことを“ゴミ”だと認識し、ゴミ箱に捨てられようと、ボニーのもとを逃げ出してしまう。
ボニーのためにフォーキーを探す冒険に出たウッディは、かつての仲間ボー・ピープと運命的な再会を果たし、“見たこともないおもちゃの世界”へとたどり着き…。
監督を務めたジョシュ・クーリーによると、今作のテーマは「変化」。人生とは変化するものであり、人間はいくつになっても成長過程にあるもの。今作ではウッディが冒険を通じて、新たな人生の目的に気づいて行く様子を表情豊かに映し出しています。
その一方で、シリーズを通じて変わらない“ウッディとバズの友情”も丹念に描かれており、エモーショナルなドラマとなりました。
日本語吹替版では、これまでのシリーズで20年以上声優を務めている唐沢寿明がウッディ役を、所ジョージがバズ役を続投。さらに『トイ・ストーリー』のヒロインで、心優しい羊飼い人形のボー・ピープの声を戸田恵子が19年ぶりに担当するのも、ファンにとっては嬉しい限り。
そして新キャラクターとなるボニーのお気に入りのおもちゃフォーキー役を竜星涼、青いウサギのぬいぐるみバニーとアヒルのぬいぐるみのダッキーのコンビをチョコレートプラネットの松尾駿と長田庄平らが務めているのも気になるところです。
この夏イチバンの驚きと感動の世界。あなたもウッディたちと一緒に、大冒険に出かけてみてはいかが。
『トイ・ストーリー4』
2019年7月12日(金)から全国ロードショー
監督:ジョシュ・クーリー
主題歌:「君はともだち」ダイアモンド ユカイ
キャスト:
ウッディ:唐沢寿明/トム・ハンクス
バズ・ライトイヤー:所ジョージ/ティム・アレン
ボー・ピープ:戸田恵子/アニー・ポッツ
フォーキー:竜星涼/トニー・ヘイル
デューク・カブーン:森川智之/キアヌ・リーヴス
ダッキー:松尾駿(チョコレートプラネット)/キーガン=マイケル・キー
バニー:長田庄平(チョコレートプラネット)/ジョーダン・ピール
ギャビー・ギャビー:新木優子/クリスティナ・ヘンドリックス
ギグル・マクディンプルズ:竹内順子
(c)2019 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
公式サイト https://www.disney.co.jp/movie/toy4/
連載情報
Tokyo cinema cloud X
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。
著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/