今度のディズニー/ピクサー映画。大人が泣ける!『カーズ/クロスロード』【しゃベルシネマ by 八雲ふみね・第238回】

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さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、7月15日から公開となる『カーズ/クロスロード』を掘り起こします。

夢の続きか、新たな人生か?ベテランレーサー、マックィーンの人生の選択は…。


野村周平主演の映画『カーズ/クロスロード』実写ドラマが話題となっています。
…と言っても、これは日本オリジナルの予告編ミニドラマ。
映画本編に登場するクルマたちを擬人化した内容で、こうしたドラマを本家ディズニー/ピクサーが公認したこと自体が画期的な出来事なわけで。

映画『カーズ』シリーズは、“クルマの世界”を舞台に仲間との絆を描いた感動アドベンチャー。
最新作となる『カーズ/クロスロード』は、サブタイトルが語るように“人生の岐路”がテーマとなっています。
第1作の公開から11年、主人公のマックィーンもいいカンジの“おじさんレーサー”になりました。


これまで華々しく第一線で活躍してきたスポーツカー ライトニング・マックィーンも、いまではすっかりベテランの域。
最新テクノロジーを限界まで追求したストームをはじめとする新たな世代のレーサーに勝てない時代遅れのレーサーとなってしまっていた。

同世代のレーサーは次々と引退していくなか、それでも自分はこれからもレース界のトップを走り続けると信じているマックィーン。
しかしレース中に無理をして、大きなクラッシュ事故を起こしてしまう。

世間からも見離され、すっかり自信を喪失してしまった彼の脳裏に浮かぶのは“引退”の文字。
人生の岐路に立つマックィーンの前に現れたのは、レーサーに憧れながらも夢を諦めた過去を持つトレーナー、新たな相棒クルーズだった…。


N0.1レーサーとしてレース界を牽引してきたマックィーンが、次世代レーシングカーの台頭とレース中の大クラッシュをきっかけに人生の岐路に直面、大きな決断を迫られる姿を描いた本作。
ファミリームービーの中でも、子供の引率で映画館にやって来たパパ世代の方がグッと心を掴まれそうな、これまでにないディズニー/ピクサー作品となっています。

圧巻なのが、白熱のレースシーン。
アニメーション映画だと分かっていながらも「あれ、これは実写?!」と見間違うほどのクオリティで、非常にリアル。
観客がレース場で本物のレースを観ているような臨場感とスリルが味わえるよう、徹底的なリアリティを追求するために、モータースポーツ界の重鎮で数々の天才レーサーたちを育てチャンピオンへと導いた名クルー・チーフ、レイ・エバーナム氏が本作に協力。
彼の実体験に基づいたアドバイスを忠実に再現することで、レースそのものが持つドラマ性や感動、興奮をダイレクトに伝えることに成功しています。

そして、そのレースの中で繰り広げられるマックィーンを中心としたクルマたちの“人間ドラマ”がこれまた深い!!
観る人それぞれの人生にオーバーラップしてくることでしょう。


もうひとつグッとくると言えば、ポール・ニューマン演じるドック・ハドソンが再び登場すること。
実は第1作の収録時にずっとテープを回し続けていたため、セリフ以外の彼の声が現存しており、その一部を今作に使用したとのこと。

ドック・ハドソンはマックィーンの成長には欠かせなかったキャラクター。
若きマックィーンとドック・ハドソンの関係から垣間見える、ポール・ニューマンの在りし日の姿。
これはもう、涙なしでは観られません!!


監督:ブライアン・フィー
製作総指揮:ジョン・ラセター
キャスト:オーウェン・ウィルソン、クリステラ・アロンツォ、アーミー・ハマー、ネイサン・フィリオン、クリス・クーパー、ケリー・ワシントン、リー・デラリア(オリジナル)
日本語版キャスト:土田大、松岡茉優、藤森慎吾、戸田恵子、赤坂泰彦、福澤朗、山口智充
©2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
公式サイト http://www.disney.co.jp/movie/cars-crossroad.html

八雲ふみね,しゃベルシネマ

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