さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。
今回は、7月8日から公開の『ライフ』を掘り起こします。
サイエンスのリアルを追求した、SFパニック・ホラー
世界各国からISS(国際宇宙ステーション)に集結した、6人の宇宙飛行士たち。
彼らの任務は、火星で採取された地球外生命体細胞の極秘調査だった。神秘的な美しさを持つ生命体の生態に当初は感嘆の声も漏らすクルーだったが、細胞は次第に進化と成長を遂げ、高い知能を誇るようになる。
それはかつて火星を支配した、宇宙最強の生命体だった。小さく美しく無駄なものが一切なく、“筋肉”と“脳”だけで出来ているその生命体は、次第に巨大化し、やがて宇宙飛行士たちを襲い始める。
生命体に翻弄された彼らの関係も揺らぎはじめ、ついには命を落とす者も…。
国際宇宙ステーション内で宇宙飛行士たちを襲う恐怖を描いた、SFスリラー『ライフ』。
広大な宇宙を舞台に、緊迫感と恐怖に包まれた密室劇が展開されます。
ストーリーを動かしていく6人の主要キャストに選ばれたのは、ジェイク・ギレンホール、レベッカ・ファーガソン、ライアン・レイノルズ、真田広之、アリヨン・バカレ、オルガ・ディホヴィチナヤ。
ISSに世界各国の有能な人物が集められるのと同様に、各国の精鋭俳優たちが顔を揃えました。
本作では“サイエンス”をリアルに表現することを徹底追及。
まずは、忠実に再現されたISS内部。
物語の舞台はISSのみ、CGに頼らずセットを作って撮影することで、観客もその場にいるような臨場感を生み出し、恐るべき緊張感と衝撃を描き出すことに成功しています。
そして全編を通して描かれる、無重力表現。
キャストはこの無重力状態を表現するために、スタントチームとのワイヤーワークも含めたトレーニングを重ね、撮影に挑みました。
さらに、人類の敵となる地球外生命体として現実的な生物学的見地に基づいてデザインされたクリーチャーは、あのエイリアンをも超える破壊力を発揮しています。
地球外生命体の本能は、生き残ること。
そしてクルーのミッションは、地球外生命体を地球に行かせないこと。
果たして最後まで生き残るのは、どちらか?
結末は…。 衝撃です!
ライフ
2017年7月8日から丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
監督:ダニエル・エスピノーサ監督
出演:ジェイク・ギレンホール、レベッカ・ファーガソン、ライアン・レイノルズ、真田広之、アリヨン・バカレ、オルガ・ディホヴィチナヤ ほか
©2016 CTMG, Inc. All Rights Reserved.
公式サイト http://www.life-official.jp/
連載情報
Tokyo cinema cloud X
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。
著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/