ソフトクリームブームに貢献したのは、力道山の試合中継?

By -  公開:  更新:

ソフトクリームが日本に初めて登場したのは、1951年(昭和26年)7月3日。東京・明治神宮外苑で行われた進駐軍主催のカーニバルの模擬店で、来場者の日本人に、コーンに載ったソフトクリームが販売されました。

この当時、アメリカでソフトクリームが流行している! という情報をキャッチされた方がいます。ソフトクリームの総合メーカー『日世』の創業者、田中譲治さんです。

田中さんは『ソフトクリーム』という名前を考えた方でもあります。田中さんは「いずれ日本でもソフトクリームが人気商品になるはず!」と、アメリカからソフトクリームのフリーザー(冷凍装置)を10台、輸入することに成功しました。

そして、大阪の喫茶パーラーでソフトクリームを披露したところ、とても好評で、その後はデパートの食堂や有名レストラン、喫茶店でも販売されるようになりました。

1953年(昭和28年)、テレビの放送が始まりました。特にプロレスラーの力道山さんの試合中継では、たくさんの人が街頭や、お店にあるテレビの前に集まりました。東京・下町の蕎麦屋さんにもプロレス中継を見にお客さんが来ましたが、放送が夜8時からだったので、皆、夕食を済まされていて、蕎麦を食べなかったそうです。

そこでソフトクリームを売り出したところ、これが飛ぶように売れたそうです。これが“第一次ソフトクリームブーム”となりました。

スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい

ニッポン放送ほか全国ネット
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 朝7:37から(「飯田浩司のOK! Cozy up!」内)
ネット局の放送時間は各放送局のホームページでお確かめください。

Page top