意外とある「銀行」の分類
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銀行には、国の金融の役割の中心を果たしている『中央銀行』があります。日本の中央銀行は『日本銀行』です。略して『日銀』と呼ばれることが多いですが、日本でお札(紙幣)を発行できるのは日銀だけです。そのため、お札には『日本銀行券』と書いてあります。
日銀は物価を安定させるために、お金の流れをコントロールして景気の調節をしています。日銀の場合、私たちが直接の取引をすることはありませんが、とても重要な役割をしています。
私たちが普段利用している銀行は、『普通銀行』と呼ばれています。普通銀行は『都市銀行』や『地方銀行』などに分けられます。都市銀行とは、東京や大阪といった大都市に本店があって、全国展開している銀行のことです。
現在、都市銀行と呼ばれているのは『みずほ銀行』、『三菱UFJ銀行』、『三井住友銀行』、『りそな銀行』、『埼玉りそな銀行』です。但し『埼玉りそな銀行』の場合、金融庁では都市銀行ではなく『地域銀行/その他』に分類されています。
このなかでも、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行の3つは資本や規模の大きさから“メガバンク”と呼ばれています。
『地方銀行』とは、地方都市に本店があって、地域に密着して経済を支える役割をしている銀行のことです。同じ地方銀行でも『第2地方銀行』と呼ばれる銀行がありますが、その多くはかつて存在していた『相互銀行』が『普通銀行』に改められたものです。
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