アイスクリームの起源は紀元前2000年頃の中国
公開: 更新:
アイスクリームの歴史
紀元前2000年ごろ中国で誕生した『アイスミルク』
いまから4000年以上前、紀元前2000年頃、中国で家畜の乳しぼりが始まりました。
そして、採れたミルクを長時間煮てから雪で冷やして、いまで言う“シャーベット状の氷菓子”を作りました。
こうしてできた氷菓子が『アイスミルク』です。
13世紀にヨーロッパへ
13世紀、イタリアの旅行家、マルコ・ポーロさんが中国を訪れた際、この『アイスミルク』の作り方を知ってイタリアへ持ち帰りました。
それによって『アイスミルク』がヨーロッパに広まって行きます。
原型はイタリアで
18世紀にはイタリアで、ホイップクリームを凍らせた氷菓子が誕生しますが、これが現在のアイスクリームの原型とされています。
アメリカの主婦がマシーンを発明
その後、アイスクリームはアメリカにも伝わって行きました。
ところが、初期のアイスクリームは庶民にとってぜいたく品でした。
しかし1846年、アメリカの主婦、ナンシー・ジョンソンさんが、樽のなかに氷と塩を入れて冷凍させる『手回し式・アイスクリームフリーザー』を発明しました。
これによって、一般のご家庭でもアイスクリームが作れるようになりました。
『作りたて』のソフトクリーム
19世紀になると冷凍技術が急速に進歩して、アイスクリームは大規模な工場で作られるようになり、さらに広まって行きます。
そんななか、“作りたてのアイスクリームを提供したい”という思いから、1931年にアメリカで冷凍装置『オートマティック・ソフトサーブマシン』が誕生しました。
このマシーンの誕生により、作りたてのアイスクリームが食べられるようになったことで、ソフトクリームの伝説が始まりました。
ニッポン放送ほか全国ネット
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 朝7:37から(「飯田浩司のOK! Cozy up!」内)
ネット局の放送時間は各放送局のホームページでお確かめください。