7月18日（木）のニッポン放送「草野満代 夕暮れWONDER4」では、今年の関東地方の梅雨明け見込みについて解説した。

東京は、17日（水）こそ日差しが出たものの、統計史上初めて日照時間3時間未満の日が20日連続で続き、日照不足により野菜のが価格高騰の原因にもなっている。果たして梅雨明けはいつになるのか？ 本格的な夏は来るのか？ 「冷夏」のうわさは？この日の番組では、そのようなこの夏の天気に関する素朴な疑問を、日本気象協会の中川さんに訊いた。

Q（草野）：ずっとぐずついたお天気。気温があがらなかった理由は？
A（中川さん）：関東に涼しい空気をもたらすオホーツク海高気圧が強まったこと、その状態が長く続いたことが原因のひとつ。北海道の北にできる高気圧で冷たい湿った空気を持つ。それで日照不足や低温をもたらしている。

Q（草野）：今年のような寒い７月は、これまであったのでしょうか？
A（中川さん）：梅雨時は、よくあるんですが、ここまで太陽の顔が見えないのは珍しい。

Q（草野）：（関東の）梅雨明けはいつごろになりそうですか？
A（中川さん）：非常に難しいんですけど、来週（22日の週）の後半がひとつのタイミング。ところが今年は安定した夏空とはいかず、オホーツク海高気圧が勢力を強める可能性もあるため、梅雨が明けたとしても雨が降ることがある。

Q（草野）：猛暑が続く近年ですが、今年はそこまで暑くはならないのでしょうか？
A（中川さん）：7月後半は気温が上がりにくいんですが、8月になると、うだるような暑さが出てくると思います。去年のような暑さが長く続くということはないと思います。

長かった梅雨も今週（22日の週）の後半には明けるとのこと。ところが、今年は天気が安定しないとのことで、まだまだ雨が降る日は続きそう。天候が変化すると体調を崩しやすくなるので、引き続き注意が必要です。

「草野満代 夕暮れWONDER4」（7月18日放送）

草野満代 夕暮れWONDER4
FM93AM1242ニッポン放送　月曜-木曜16:00-17:40