一般にTシャツを広めた「ヘインズ」と「チャンピオン」の成功
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Tシャツがブームになったのは、1950年代です。当時、10代の若者たちの間でカリスマ的存在だったのがハリウッドスターでした。そのなかでも、マーロン・ブランドやジェームス・ディーンといった若きスターが、映画のなかで披露した“白いTシャツとジーンズ姿”は、若者たちに大きな影響を与えました。
Tシャツを一般的に広めたのは、Tシャツメーカーとしてお馴染みの『ヘインズ』と『チャンピオン』と言われています。1947年、『ヘインズ』は『3枚パックTシャツ』を発売しましたが、着心地の良さが評判となりました。また、“毎日着る身近なアイテムだからこそ、リーズナブルな値段でまとめ買いしたい”という要望に応えたこともあって、現在も愛され続けています。
『チャンピオン』は元々、労働者のために防寒用のウールの下着やスウェットシャツを販売していたメーカーです。1930年頃、アメリカの大学の体育の授業で、運動用にTシャツが貸し出されるようになりました。その際、学生がキチンとTシャツを返却するように、Tシャツに番号をプリントしました。このプリント技術を開発したのが『チャンピオン』です。
その後、一般の学生の間でも学校のシンボルマーク(校章)や、学校の名前をプリントしたTシャツが流行しました。これを主に手がけていたのが『チャンピオン』で、現在も続く『プリントTシャツ』の始まりを作ったとされています。その後、幅広いジャンルで『プリントTシャツ』が広まって行きました。
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