東京都はかつて「東京府」だった

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東京都はかつて「東京府」だった

『都』『道』『府』『県』はなぜ違う?

昔の呼び名では東京・京都・大阪の3つが『府』

『都』、『道』、『府』、『県』は、いずれも地方自治体の呼び方です。
時代が『江戸』から『明治』へと変わったのに伴い、江戸幕府が直接管理していた土地のなかで、特に重要とされていた東京・京都・大阪の3つを『府』、それ以外を『県』と定めました。

その後、様々な制度を経て『府』と『県』は整理や統合をされ、現在『府』は京都と大阪の2つ、『県』は43に分かれています。

東京府と東京市が合併して『東京都』に

東京も最初は『東京府』という『府』でしたが、その後、『東京府』の中心に『東京市』が誕生しました。
この『東京府』と『東京市』の2つが、1943年(昭和18年)に合併してできたのが『東京都』です。

北海道は『北海道地方』だった

かつて函館県、札幌県、根室県が存在した

『北海道』という呼び方が初めて使われたのは、1869年(明治2年)です。
それまでは『蝦夷地(えぞち)』と呼ばれていました。

当時の『北海道』という名前ですが、地方自治体ではなく“北海道地方”といったように、単なる“地方の名前”でした。
ここに『函館県』、『札幌県』、『根室県』の3つの県が誕生しましたが、役所ばかりが増えて効率が悪い! といった批判が相次いだそうです。

そこで北海道全体を政府が直接管理するために、1886年(明治19年)に『北海道庁』を設置しました。
第二次世界大戦後、北海道は『都』や『府』、『県』と同じように地方自治体になりましたが、『北海道』の名前はそのまま引き継がれました。

スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい

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