「桜を見る会」招待者の選出不透明~国会の焦点となるような議題か
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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(11月13日放送)に数量政策学者の高橋洋一が出演。「桜を見る会」について解説した。
「桜を見る会」招待者の基準を明確化へ
菅官房長官は12日、野党側が総理主催の「桜を見る会」招待者の選定基準が不透明との指摘を受け、選定のプロセスを明確化する考えを明らかにした。また、野党側の追及チームは初会合を行い、内閣府に招待者の名簿を提出するように求めたが、「既に破棄した」と返答している。
飯田)後援会の関係者が多数出席していたのが問題で、選定不透明だと野党は追及する方針のようです。これが国会の焦点になりそうだという記事まで出る始末ですが。
高橋)個人的な質問ですが、飯田さんは「桜を見る会」には行かれたことがあるのですか?
飯田)行ったことはないですね。高橋さんはありますか?
高橋)よかった。ないです。ない人は平気で喋れるのですよね。だって、これにはマスコミの人をたくさん呼ぶではないですか。
飯田)実はそうなのですよね。マスコミの偉い人たちは呼ばれて、みんな行っているのです。
役人はあまり参加しない
高橋)民間人をけっこう呼ぶので、私は役人扱いなのでしょう。役人は行きません。
飯田)OBであっても。
高橋)行きたい人は役所に言うとすぐに行けるのですが、選定基準はあってないようなものなのですよね。あそこに行く人と行かない人は、はっきり分かれているので、いつもそれを見ています。選定基準は緩いと思っているのですが、ああいうところへ行ったことを喜ぶか喜ばないかですよね。でも、過去の例を言うと1952年からやっているということなのだから、戦後ずっとやっているものなのですよ。
飯田)独立を回復してから。
国会の焦点にするほどの大きな予算ではない
高橋)ずっとやっているのです。東日本大震災などの大きな災害があったときはやりませんでしたが、基本的にはみんなやっていて、民主党のときにもやっています。マスコミの人もたくさん呼ばれていると思いますよ。それで、行くとお土産がありますよね。何か少し食べ物があって、1000円くらいのものでしょうね。だいたい予算でも、1.8万人で5000万円でしょう。だいたい一人頭3000円くらいなのですよね。食べ物が1000円くらいで、あとは警備費や運営費ですから、あまり大きな予算ではありません。役所で言うと課長や係長などの予算ですね。5000万円だから小さいですよ。これを国会でやるのならば、もっとやるべきことがあるだろうと言いたくなるような予算です。
飯田)無駄遣いがどうのこうのと言うならば、会計検査院がもっと前に指摘していたと思うのです。
高橋)毎年やっていて、ほとんど社会的儀礼になっているのですよ。国家予算1兆円のうち、5000万円は非常に小さいものです。
飯田浩司のOK! Cozy up!
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