瀬戸内寂聴 孤独とは自分ひとりで背負わなければならない荷物

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瀬戸内寂聴 孤独とは自分ひとりで背負わなければならない荷物

【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1210回

孤独とは自分ひとりで背負わなければならない荷物です。人に片棒を担いでもらえるものではありません。訴えて、苦しさ淋しさをわかってくれるのは超越者(ちょうえつしゃ)、つまり神様仏様しかいないのです。

瀬戸内寂聴

撮影:斉藤ユーリ

《瀬戸内寂聴 新刊情報》

瀬戸内寂聴 孤独とは自分ひとりで背負わなければならない荷物
〈最新刊〉
『寂聴 九十七歳の遺言』 瀬戸内寂聴
朝日新書 朝日新聞出版刊 定価:750円(税別)

愛する人との別れ、誰も手を差し伸べられない孤独、突然襲ってくる理不尽な不幸、そして老いと死。
九十七歳の今だからこそ、答えを残しておきたい。
生きる幸せ、死ぬ喜び—かけがえのないあなたへ瀬戸内寂聴が贈る心からの「遺言」。
「死んだら死にっきり、一度くらい死んでみないと損」。
人生の最終章をどう納得して生き切るか。
だれにとっても切実なテーマに、作家人生のすべてをつぎこんで真摯に答えた一冊。

瀬戸内寂聴 孤独とは自分ひとりで背負わなければならない荷物
『寂聴先生、ありがとう。』 瀬尾まなほ
朝日新聞出版刊 定価:1,100円(税別)

秘書の私が先生のそばで学んだこと、感じたこと

事務職を希望していた筆者は、ひょんなきっかけから瀬戸内寂聴の秘書に。
秘書としてともに過ごして8年、さまざまなことを学び、世界も広がった。
そして、さらなる人生に転機も—。
「先生は私の道しるべです」と語る筆者が、寂聴先生と過ごした8年間のこと。
初著書『おちゃめに100歳! 寂聴さん』を出版してからの変化や不安、そして自分の恋愛観までをありのままに描く最新エッセイ。

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