日本人で初めてクリスマスツリーを飾ったのは誰?
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日本でのクリスマスツリーの歴史
初めて飾ったのはドイツの外交官
江戸時代末期の1860年
日本で初めてクリスマスツリーを飾ったのは、江戸時代末期の1860年、現在のドイツ北東部にあった『プロイセン王国』の外交官・オイレンブルクさんが飾ったと言われています。
当時、江戸中を探し回って、ドイツのもみの木に似た木を見つけて来たそうです。
植物や果物で手作り
クリスマスツリーや部屋の飾りはすべて、当時の江戸で手に入れることができた植物や果物などを使い、手作りしたそうです。
日本人で初めて飾ったのは『明治屋』の創業者
横浜で外国人船員のために飾った
明治時代になると、日本人の間でもクリスマスのお祝いをするようになりました。
日本人で初めてクリスマスツリーを飾ったのは1886年(明治19年)、磯野計さんです。
磯野さんは輸入食品や酒の販売などで知られる『明治屋』の創業者で、イギリスに留学されたことがあるそうです。そのときに知ったクリスマスツリーを参考にして、横浜で外国人の船員のために、クリスマスツリーを飾ったとされています。
『クリスマスツリーの日』の由来にも
このとき、クリスマスツリーを飾ったのが12月7日だったことから、12月7日は『クリスマスツリーの日』となりました。
1900年にはお店をクリスマスバージョンに飾り付け
『明治屋』はのちに横浜から東京・銀座に移転しますが、1900年(明治33年)にはイチ早くお店をクリスマスバージョンに飾り付けて、大々的なセールを行ったとされています。
さらに『明治屋』は、この4年後にクリスマスイルミネーションを点灯して、話題になりました。
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