「祝日」と「祭日」の違いって何?
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『祝日』と『祭日』の違い
祭日とは
『祭日』はよく“日曜・祭日はお休みします”といったように使われています。
『祭日』を辞書で調べますと、『皇室で儀式や祭典が行われる日』とあります。
今は『祭日』はない!?
以前はこの『祭日』の一部が、皇室の祭典に関する法律で休日や祝日になっていましたが、1947年(昭和22年)にこの法律が廃止されました。
現在では『国民の祝日に関する法律』、いわゆる『祝日法』で決められた祝日については、『祭日』という言い方はせずに、『祝日』あるいは『国民の祝日』としています。
それでも戦前までの名残から『祭日』という言葉が使われています。
もともと『祭日』だった『祝日』も
このように現在、法律上では『祭日』はありませんが、名前を変えて、いまの祝日に受け継がれているものもあります。
例えば、2月11日の『建国記念の日』。“建国をしのび、国を愛する心を養う日”ですが、“日本という国が建てられたという事実そのものを記念する日”でもあります。
『建国記念の日』は元々、日本の初代天皇、神武(じんむ)天皇が即位された日、『紀元節』という祝日でした。
他にも、11月23日の『勤労感謝の日』。“勤労をたっとび、生産を祝い、国民が互いに感謝しあう日”ですが、元々は農作物の恵みを感じて感謝する『新嘗祭(にいなめさい・しんじょうさい)』という祝日でした。
■杏樹の感想
今回のテーマは『祝日』でしたが、これは『令和』になって改めて手帳をながめていたら、今年後半から来年にかけて祝日が大きく変わると分かったからです。祝日や連休によって、お仕事に影響がある方もいらっしゃると思いますので、これを機会に覚えていただけたら…と思います。
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