安倍総理が中国・李首相と会談~評価に値する中国外交の実績

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(12月26日放送)にジャーナリストの鈴木哲夫が出演。安倍政権の中国外交について解説した。

習主席の来春訪日へ協力  会談する中国の李克強首相(右)と安倍首相=2019年11月4日、バンコク郊外(代表撮影・共同) 写真提供:共同通信社

安倍総理が中国の首相と会談~習近平国家主席の国賓来日に向け連携確認

安倍総理大臣は訪問していた四川省の成都で25日、中国の李克強首相と会談した。会談冒頭、総理は「日中関係は順調に改善している。習主席の国賓訪日の成功に向け、大局的で忌憚のない意見交換をしたい」と語り、2020年春に予定されている習近平国家主席の国賓来日に向け、両国で協力して行く考えを確認した。

飯田)人的交流や経済分野の連携協力についても、推進して行く方針です。すでに総理は25日の夜に帰国していますが、この件については与党内でも異論がありますよね。

鈴木)安倍総理の支持者の人たちにも、いろいろな意見があると思います。香港の問題もあって、ここで日本なりに強いメッセージを出さなければいけないのに、中国と仲よくしていいのかという議論もあるでしょう。

日中首脳会談=2019年12月23日 写真提供:時事通信

安倍総理は「中国とは対話をして関係をつくるべき」と当初から語っていた

鈴木)安倍さんとは総理になる前に、「保守とは何か」というテーマで話をしました。そのときに私がいちばん驚いたのは、中国の問題です。「イデオロギーを含めいろいろな考え方があるが、自分は思想家ではなく政治家だ。中国とは常に対話をして、Win-Winの関係をつくって行くべきだ」と言ったのです。「中国とは徹底的に…」という話かと思ったら、リアリストのようなことを言ったので驚きました。考えてみれば、第一次政権のときに安倍さんが総理になって、いちばん最初に行った国は中国だったのです。第二次政権になってからは、中国に対して本当に我慢して来たと思います。対話と言い続けて来ましたが、安全保障に対して中国が何かをして来ると、抗議はしています。よく耐えて来たと思います。だからこそ、いまの結実があるのです。これから経済交流などを含めて、アジアでは中国は大国であり、そのなかで日本はどう中国と向き合うのか。その基礎を我慢によってつくったのだと思います。安倍外交において、日米関係で日本はアメリカにもっと言うべきなのに安倍さんは言わないし、ロシアの北方領土も上手く行っていません。いろいろな意見がありますが、中国に関しては上手く行っていると思います。

日ロ外務・防衛閣僚協議を前に記念撮影する、左からロシアのショイグ国防相、ラブロフ外相、河野外相、岩屋防衛相=2019年5月30日、東京都港区の飯倉公館(代表撮影) 写真提供:共同通信社

冷え込んだ日中関係を改善して来た実績

飯田)確かに、第一次政権でも小泉さんで冷え込んだところを改善しました。第二次政権以降も、尖閣諸島国有化の問題があって、民主党政権の最後には中国との関係は非常に冷え込みました。それを時間をかけてほぐしたという意味では、イメージとやっていることは違いますよね。

鈴木)思想的には安倍さんのなかにもいろいろあると思いますが、リアリズムです。対話がお互いの実利につながる。外交とはそういうことでしょう。お互いに国益という面で喧嘩しかしないところを、押し引きしながら実利を取る。安倍外交のなかで、中国に関しては評価をしてもいいのではないかと思います。

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