“ソレイマニ司令官殺害”に震える金正恩委員長

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(1月10日放送)に地政学戦略学者の奥山真司が出演。トランプ大統領が日韓の高官と面会した報道を受け、朝鮮半島情勢について解説した。

“ソレイマニ司令官殺害”に震える金正恩委員長

朝鮮労働党中央委員会総会3日目に出席する金正恩党委員長=朝鮮中央通信が12月31日に配信(北朝鮮・平壌) 写真提供:時事通信社

トランプ大統領が日韓高官と面会~対北朝鮮への連携

アメリカのトランプ大統領が日韓の高官と面会をして、対北朝鮮への連携を強調した。日本からは北村国家安全保障局長、韓国からは鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長が訪米し、8日に面会が行われた。

飯田)朝鮮半島情勢はどうでしょうか?

ソレイマニ司令官殺害~米に脅威を持つ北朝鮮

奥山)今回のソレイマニ司令官殺害ということもあって、北朝鮮側は相当ビビっている部分はあると思います。情報をイスラエルが提供して、ソレイマニ氏を殺害した。アメリカはそういう要人殺害ができるということです。アメリカ自身は軍事作戦として、金正恩さんを殺害するという作戦を持っているわけですよ。ペンタゴンが年末年始に大きな軍事演習をやっていましたが、北朝鮮に「金正恩委員長がいつか殺害されてしまうのではないか」という危機感を持たせる部分があるのだと思います。日本としては、日米韓でやるということは、ここで日本の海側の勢力として連帯感を見せ、北朝鮮と中国に対抗して行くという意思があることは、間違いないと思います。

飯田)古典的な地政学で言うと、海の勢力と陸の勢力がぶつかるところが橋頭堡、半島だと言われている。まさにそのぶつかり合いが起こって来ている。

奥山)そういうことですね。

飯田)昔に戻る感覚ですよね。

奥山)そうなのです。半島でのパワーバランスの問題が復活しているということは、また19世紀に戻るという、興味深い現象です。

飯田)かつての冷戦のときの勢力均衡点が、38度線だった。それが対馬まで降りて来るのか。日本には重要な問題ですね。

奥山)そうですね。それがはっきりするのが、ここ1~2年かなと私は見ています。

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