第4次「焼き芋」ブームが到来! 女性に人気……その要因は
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香ばしい香りとホクホクとしたあの甘さがたまらない、冬の風物詩「焼き芋」。実は今、この「焼き芋」が大ブームとなっている。
日本における焼き芋の歴史は、300年と言われてるが、今、あの引き売り屋台「いしや~きいも~やきいも~」が登場した昭和20年代後半の第3次ブーム以来の、第4次ブームが到来しているという。
もうすっかりお馴染みとなった「焼き芋」が、なぜ今、再びブームとなっているのか。1月23日のニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」ではこのテーマで特集した。
「全国やきいもグランプリ」「日本さつまいもサミット」などが行われる「さつまいも博2020」(2月21日~2月24日 さいたまスーパーアリーナ・けやきひろば)実行委員会の石原氏によると、まず現在の焼き芋ブームの大きな要因は「機械の進化」と「焼き芋の品種改良」。
これまで焼き芋といえば石焼き芋だが、遠赤外線を利用した「焼きいもオーブン」が開発され普及したことで、スーパーやコンビニなどでも販売が開始。これまでの移動販売というイメージが覆り、固定店での販売が誕生し、いつでも買える場面が増えて、焼き芋の消費拡大につながった。
さらに、焼き芋にはこれまで、「紅あずま」など、ホクホクとした食感の品種の芋が使用されていたが、近年は、「安納芋」や、「紅はるか」「シルクスイート」などの甘味が強く、独特のねっとりとした食感が特徴的な品種が登場。天然のスイーツとして、幅広い世代で人気になっている。
さらに現在では、焼き芋専門店も続々登場。「焼き芋クレープ」や「焼き芋どら焼き」など進化を遂げた見た目もカワイイ「焼き芋スイーツ」には、流行に敏感な若い女性たちも注目。また、若い女性たちの間で、甘みはあるけど、ヘルシーで栄養価も高い「焼き芋」は、ダイエットフードとしても人気。やはりブームを牽引するのは、女性というわけである。
この「焼き芋」ブームは、日本だけにとどまらず、実は、海外でも。「安さの殿堂」でお馴染みの「ドン・キホーテ」が、海外展開をしたところ、シンガポールを中心に大ヒット。日本のタピオカ並みの行列ができているという。
石原氏によれば、9月に収穫されて、4か月間熟成して甘みを増した「焼き芋」は、1~2月が一番美味しい時期。まさに今が旬である。
番組情報
ふつーの男・沖縄県宮古島出身の垣花正がお届けする、ニッポン放送が自信と不安をもってお送りする朝のワイド番組!レギュラー・ゲストとのコンビネーションもバッチリ!今の話題をハッピーにお届けしていきます!