“賭け麻雀”黒川検事長の辞職、閣議で承認

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(5月22日放送)に外交評論家・キヤノングローバル戦略研究所研究主幹の宮家邦彦が出演。黒川検事長の辞任について解説した。

東京高検の黒川弘務検事長=2020年5月22日 写真提供:共同通信社

黒川検事長が辞表を提出~賭け麻雀を認める

森法務大臣)黒川検事長は東京高等検察庁の検事長という立場にありながら、報道機関関係者3名とマンションの一室で会合し、金銭を賭けて麻雀を行っていたことがわかりました。これらの事実関係が認められたことから、監督上の処分として訓告としました。

 

東京高等検察庁の黒川弘務検事長は21日、緊急事態宣言発令下の5月1日と13日に新聞記者らと賭け麻雀を行ったことを認め、辞表を提出した。辞表については22日の閣議で承認される見通しである。(※編集部注:22日午前の閣議で承認した)

飯田)総理もこれを聞かれ、「当然責任はある。批判は真摯に受け止める」と語っています。

検察長官会同に出席した黒川弘務東京高検検事長(右)と林真琴名古屋高検検事長=2月、法務省 写真提供:共同通信社

法の専門家である検察としての信頼を失った

宮家)「まだ麻雀なんてやっているのか」というのが最初の印象です。もう若い人は麻雀をやらないし、ルールも知らない人が多いのではないでしょうか。この黒川という人は法律の専門家です。検察と言っても人間のやることですから、政治的に完全に中立なものはないと思います。だけど、その中立性があることについては、最低限の国民の信頼がないといけない。そうしないと法の支配と言っても、それがしっかり機能するわけはないですよね。その意味では、検察のトップにいる人がこんなことをやってはいけません。こんなことをすれば、検察や司法全体の自殺行為になると思います。辞任は当然でしょう。

飯田)賭け麻雀を認めたことになれば、森法務大臣も少し触れていましたが、賭博罪になる可能性もあるということです。

宮家)「まだ麻雀なんてやっているのか」と言いましたが、それでも、やっている人はいまでもいるので、検事総長になるような人だからといって、厳罰にするわけには行きません。何人も法の下には平等であるべきだから、いままでの賭けマージャンの事例に即して法的に処理すればいいと思います。もちろん、政治的に許されることではありませんけれどね。

検察庁法改正案に反対する意見書を提出後、記者会見する松尾邦弘元検事総長(左から2人目)ら=2020年5月15日 東京・霞が関の司法記者クラブ 写真提供:産経新聞社

国家公務員法等改正案も廃案か

飯田)一部報道では、今回のことで、国家公務員法等の改正案も廃案にすると、継続もしないということが出て来ています。

宮家)これで困る方々もいるのではないでしょうか。国家公務員の組合もあるのですから、その人たちからすれば、定年延長は当然やってくれると思っていたものが、なくなることになります。難しい判断ですが、廃案は当然だと思います。

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