最適な「睡眠時間」は何時間? ぐっすり眠るために大切な習慣とは
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7月26日(日)、女優の戸田恵子がパーソナリティを務めるラジオ番組「三菱電機プレゼンツ 戸田恵子 オトナクオリティ」(ニッポン放送・毎週日曜14時~14時30分)が放送。睡眠コンサルタントとして活動する、株式会社SEA Trinity代表の友野なおさんをゲストに招き、睡眠のベストな時間、睡眠の質を高める習慣など、「睡眠の力」について特集した。
平成29年の厚生労働省の調査によれば、20歳以上の平均睡眠時間は6時間未満がおよそ4割。1日6時間未満の睡眠が2週間続くと、2日間、徹夜したときと同じくらいのパフォーマンスしか発揮できないというデータもある。
睡眠コンサルタントの友野さんが、講演などで使っている睡眠チェック表がこちら。○か×で確認してみてください。
□ 朝すっきり起きられる
□ 朝食を食べる意欲がある
□ 朝に排便がある
□ 休日に寝だめしない
□ 午前中に眠気はしない
これに1つでも×が当てはまると、睡眠が足りていないか、睡眠の質が悪いといえるそうだ。
友野:毎日7時~8時間も寝ているのに結構×が当てはまる、という方は睡眠の質を直していただきたいし、そもそも睡眠時間が7時間未満の方は、まずは7時間睡眠が取れるようなスケジュールを組んでいただければと思います。
戸田:睡眠のベストな時間というのは、具体的にあるのでしょうか?
友野:アメリカの睡眠財団が提唱しているのが、60歳くらいまでの方は7~9時間程度。
戸田:じゃあ60過ぎの人はどれくらい寝るべきですか?
友野:60過ぎの方々は7~8時間と言われています。
戸田:結構寝ますね!
友野:そうですね。健康寿命みたいなものを見るとやっぱり、7時間が1つのラインになりますね。
戸田:ただ、なんでもかんでも7時間寝ればいいというわけではないですよね? 睡眠のゴールデンタイムという言葉も昔からありますが……。
友野:巷では22時~2時がゴールデンタイムという風に言われているんですが、これはまったくの都市伝説なので、信じなくて大丈夫です。目安としては日が変わる前、0時ぐらいを目安にすると一番いいクオリティが保ちやすくなります。
戸田:睡眠の質を高めるためにした方がいいことは、どんな事ですか?
友野:言い古されていることですが、寝る前にスマホやテレビを見ない。これはダイレクトに睡眠の質に影響します。あと、ぬるめのお風呂に入るとか、パジャマを着ることもとても大事です。
戸田:それは“寝るもの”をちゃんと用意すればいいということですか? Tシャツでもいいんですか?
友野:いわゆるパジャマですが、寝る時のために作られている衣服なんです。睡眠上手な方って寝返り上手なんですが、外に着ていくような洋服だと、寝返りを妨げる、寝具との摩擦が起こりやすいことが指摘されているので、寝具との摩擦が1番起こりにくく、体を締め付けない、リラックスできるパジャマを着用していることが重要だと言われています。
戸田:寝る時用という風にちゃんと決めて、自分の中ではTシャツをパジャマとして着ているんですが……。
友野:できれば、いわゆる上下セパレートの子供の頃に着ていたようなパジャマを着ていただくのが1番ですよ。
戸田:パジャマのセットを昔は着ていたんですけど、下は使っているのに、上はいつの間にか着なくなって、Tシャツになってしまって(笑)。ちゃんとしたパジャマを着た方がいいんですね。
睡眠不足が続くと、仕事でミスを起こしたり、交通事故のリスクも高まり、免疫力が下がって病気にかかりやすくなったり、肥満や高血圧などの生活習慣病のリスクや、精神面にも悪影響を及ぼし、うつ病にもなりやすいと言われている。まずは自宅での過ごし方を見直し、ゆったりと余裕のある生活を心掛けてみてはいかがだろうか。
さらに今回の放送では、三菱電機の会員制サイト「CLUB MITSUBISHI ELECTRIC」でスタートした新コーナー「#おうちを好きに」を紹介。「睡眠の質を上げるためのコツ」「冷蔵庫の中を使いやすく上手に整理するコツ」など、「家電」「料理」「暮らし」といった、おうちがもっと好きになる情報が満載なので、こちらも参考にしてみては。
番組情報
女優・戸田恵子が大人のクオリティ・オブ・ライフ(上質で豊な生活)をエンジョイするための「人・モノ・コト」にフォーカスする番組です。
大人の会話が弾むプチトリビア、大人が生活に取り入れたくなる情報をお届けする30分。ぜひお付き合いください。