東京オリパラ どこまで簡略化するか 小池都知事単独インタビュー
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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(7月29日放送)に小池百合子東京都知事が出演。第6次補正予算について、延期となった東京オリンピック・パラリンピックについてインタビューに答えた。
第6次補正予算について~東京には財源としてのカードがある
飯田)第6次補正予算が成立しました。3000億円規模ということで、財政調整基金をどうするのかという話にもなりますが、財源はあるのですか?
小池知事)もちろん、補正予算(第6次)については、財源を確保した上で講じています。今回は国からの予算が多いということもありますけれど、前回の地方創生臨時交付金もそうですが、東京にはいつも薄いということがあります。
飯田)東京も地方債を出して、それを日銀に引き受けてもらったらどうだという議論もありますが、そこまではしないということですか?
小池知事)東京都としてこれまでも、いくつもカードがありますし、どうやって回して行くのか、より有効な方法を考えるということが1つだと思っています。
東京オリンピック・パラリンピック~無観客で開催するのか
飯田)本来であればこの時期、東京オリンピック・パラリンピックをやっていて、日本中が盛り上がっている最中でしたが、1年延期となりました。実施に向けての取り組み、意気込みはいかがですか?
小池知事)意気込みは当然あります。そのためにも、コロナ対策をしっかり打って行かなければいけません。またアスリートの皆さんの夢、希望を絶やすことは絶対にしてはいけません。子どもさんも大変楽しみにしておられました。全国で聖火リレーランナーとして決まっていた方は、いまもコースを走る練習をしておられます。ここは大切にして行かなければなりません。これについては、IOCもいくつかの組織委員会や国際的な競技連盟……IFと呼んでいますけれども、そういったところとの連携を持って、簡略化をどこまでするかということを検討しています。そうは言っても、みんなの理解を得なければならない、いくつかの柱があります。それらをベースにしながら取り組んで行くことになります。
飯田)簡略化というところで言うと、皆さんチケット持っている方は、「入れなかったらどうしよう」と思いながら持ち続けています。お客さんを入れずに無観客で開催するということを、どうお考えですか? いま言うのは難しいと思いますが、お客の立場としては入れて欲しいですね。
小池知事)それについても、コロナ対策に尽きるのではないでしょうか。まずはそれしかありません。
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