8月5日、辛坊治郎が、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に生出演。政治・経済・文化・社会・芸能まで、一日の出来事の中から独自の視点でニュースをズーム、本質を解説する同番組の今回は、元厚生労働大臣で、自民党新型コロナウイルス関連肺炎対策本部の本部長、田村憲久衆議院議員に現在の新型コロナウイルス対策についてインタビューを行った。
この日は、元厚生労働大臣で、自民党新型コロナウイルス関連肺炎対策本部の本部長・田村憲久衆議院議員に自民党内での議員の意見や、政府の新型コロナウイルス対策をどう考えているのかを訊いた。
辛坊がまず訊いた質問は「自民党の議員の皆さんは現状をどう考えているのか」。
これに対し田村議員は、「それはいろいろな方がいる。『緊急事態宣言を出した方がいい』という方、『出すべきじゃない』という方、『そもそも今は4月と比べてどの段階なのか』と聞く議員もいる」と回答。
その後、感染者数や重症者数といった様々発表される数字について、何が大事な数字なのかを辛坊と田村議員で議論。田村議員は「例えば酸素吸入器の稼働率でみたらどうか」と提案。そのうえで、「今はG-MIS(新型コロナウイルス感染症医療機関等情報支援システム)という仕組みができているので、その病院でどういう機器が動いているかが把握できるようになっている。例えば、酸素吸入器とか人工呼吸器がどこでどれくらい動いているかが分かるということ。ただし、この数字に関しては、4月頃の数字がないから比較することができない」と話した。
辛坊が、「このまま冬に突入して、インフルエンザや他の病気も含めて発熱する方が増え始めたら大変ことになるのでは?」と問いかけると、田村議員は「現在、厚生労働省や政府に様々お願いをしている。例えば発熱外来を作っていただき、発熱した方がそこでインフルエンザとコロナウィルスのPCR検査をしていただくとか。ただ、インフルエンザの検査は、多いときに1日20~30万人が受診することがある。そうするとPCR検査も同じ数を検査しなければならい(現在は抗原検査も含めて6万件程度)。もちろん、その場での感染防止・クラスター防止対策も含めてなかなか難しいオペレーションとなる」と答えた。
辛坊が「答えづらいだろうけど……」と前置きしたうえで「政府の対応をどう評価するか」と訊くと、「なかなか答えづらい(笑)」と前置きしつつ、「世界の中で見ると抑え込んでいるように見える。イタリアは、新しい生活様式として、みんなマスク着用、ハグをしない、靴を履いて家の中に入らない、というようなことを実施して新規感染者100人ぐらいになっている。日本の習慣は有効なのではないか。それも含めて強制力のある法律がない中では頑張っているのでは」と一定の評価をしていた。
【番組概要】
■番組タイトル:「ニッポン放送 辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」
■放送日時:毎週月~木曜 15時30分~17時30分 生放送
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