「発熱の際に冷やす部位」に関して、ニッポン放送「健康あるあるWONDER4」(11月11日放送)で解説された。
番組に寄せられた健康の疑問『子どもがまだ小さいので、よく高熱を出して、そのたびに気が動転してしまいます。熱が上がって身体を冷やすとき、どこを冷やしてあげたらいいのでしょうか?』に対して、日本健診財団の監修のもと、以下のように解説した。
「高熱のときは、太い動脈が通っているところに氷嚢や保冷剤などを当てると、効果的に身体を冷やすことができると考えられています。
熱が上昇しているときは、寒気が伴うことが多いので、熱が上がりきったタイミングで首筋、脇の下、足の付け根などの『ドク、ドク』と脈が触れる辺りを冷やすことで、解熱効果が期待できます。
足や太もも周辺では、鼠蹊(そけい)部と呼ばれる部分です。脇の下は、窪んだ柔らかい部分。首は、後ろではなく左右を冷やしましょう。
おでこを冷やす場合、冷たくて気持ちがいいと感じることで、症状が楽になる効果はあります。しかし、熱を下げる効果というのは、おでこではあまり期待できないと考えられているようです」
協力:医療ジャーナリスト・森まどか
監修:日本健診財団
番組情報
健康の気になる話題、素朴な疑問に日本健診財団のお医者さんが答えます。
定期的に健康診断を受け、日頃から生活習慣には気をつけましょう!