日本ダウン症学会理事長・玉井浩~島崎藤村に影響を受けた幼少期
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ニッポン放送「すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト」(11月15日放送)に、日本ダウン症学会理事長の玉井浩が出演。幼少期の思い出を語った。
自見はなこ:玉井浩先生は小児科の医師であり、また23歳になるお嬢さんがダウン症ということもあって、いろいろな方面から我々を導いてくださっている先生です。この番組では、ゲストの方に子どものころのお話をお伺いしています。玉井先生のご出身はどちらですか?
玉井:私が生まれたのは、高知県高知市です。私の父が日本赤十字社に勤めていて、医局の派遣で高知に転勤して来ました。もう転勤はいいということで、父はそこで産婦人科を開業しました。私はその後に生まれ、高校生まで高知県で過ごしました。
自見:どのような場所で、どういった遊びをされていたのですか?
玉井:夏は学校のプールもありましたが、近くの鏡川という綺麗な川で、よく泳いでいました。いまから思うと、とても野性的だったと思います。他には野球も好きで、小学生時代、ランドセルは忘れてもグローブは忘れないという、そんな野球少年でした。
自見:子どものころは、どんなお子さんでしたか?
玉井:当時、朝日新聞社主催の「健康優良児」という表彰制度がありました。小学生のときに県代表となって、東京に呼んでもらい、もう一度体力測定などを行いました。残念ながら日本一にはなれませんでしたが、健康だということは証明していただけたかなと思っています。実際にほとんど病気もせず、はしかと風疹で学校を休んだことはありますが、それ以外で休んだことはなかったと思います。
自見:子どものころ、なりたかった職業は何ですか?
玉井:漠然と「医者になるのかな」と思っていました。それ以外でしたら、自動車の設計などのエンジニア、あるいは車のデザインなどに興味がありました。
自見:部活などのスポーツはされていましたか?
玉井:中学・高校の6年間、硬式テニスをしていました。大学に入ってからも硬式テニスを続けて、西日本医科学生総合体育大会(西医体)のテニスの団体戦で優勝したりしていました。
淵澤由樹(アシスタント):この番組では、子どものころに出会った1冊の本についてお伺いしています。幼少期に読んで影響を受けた1冊はありますか?
玉井:どういう方面の本を読んでいたかと言いますと、「詩」を読んだり、覚えたりするのが好きでした。中原中也や島崎藤村などの作品は、よく読んだり暗記していました。島崎藤村の『小諸なる古城のほとり』がとても好きでした。
番組情報
この番組は、子育てで日々奮闘しているママやパパ、そしておじいちゃん、おばあちゃん、ご近所さんなど、子育てに関わる皆様に、役立つ情報を提供してゆく子育て応援プログラムです。
ナビゲーター:尾木直樹 アシスタント:淵澤由樹(フリーアナウンサー)