【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね 第940回】
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。
今回は、11月20日に公開された『フード・ラック!食運』をご紹介します。
寺門ジモン初監督! 究極の焼肉ムービー
最近、焼肉、食べていますか?
“お肉大好き芸人”と言えばこの人、ダチョウ倶楽部の寺門ジモン。肉好きが高じて、肉の競り(セリ)に参加できる家畜商の免許を取得するなど、肉への愛情は筋金入り。
そんな寺門ジモンが、「本当の焼肉映画をつくりたい!」と初監督を務めた『フード・ラック!食運』が誕生しました。“焼肉”に、そして“食”に対するこだわりが詰め込まれた、史上初のイーターテインメント映画です。
『フード・ラック!食運』のあらすじ
佐藤良人の母・安江が女手ひとつで切り盛りしている人気焼肉店「根岸苑」は、他界した夫が残してくれた唯一の形見。
愛情を込めた手料理を振る舞うことは、安江にとって幸福な時間。そして良人にとっても、母の手料理を食べることは至福の時だった。
しかし、ある事件がきっかけで根岸苑は閉店。良人も家を飛び出してしまう。
それから18年後。うだつのあがらないフリーライターとして働く良人は、グルメ情報サイトの立ち上げを任されることに。
第1弾のテーマは、焼肉。取材で訪れた名店の“食”を堪能するなかで、やがて良人は母の想いを知ることになる……。
『フード・ラック!食運』のみどころ
主演を務めるのは、実生活でも肉好きを公言するEXILE NAOTOと土屋太鳳。奇跡の食運を持つグルメライターとグルメ好きな新人編集者が、さまざまな焼肉店を巡って舌鼓を打つ姿は観る者の食欲をそそります。
そして“真の主役”とも呼べるのは、やはり肉。俳優への演技指導以上に、“肉の焼き方指導”に余念がなかったという寺門ジモン監督。
その甲斐あって(!?)、スクリーンに映し出される肉はため息が出るほど美しく、ジューシーな匂いが漂って来そうなほどに魅惑的。映画を観終わったら、焼肉店に直行したくなりますよ。
観客の胃袋を刺激する飯テロムービーでありながら、家族の絆がハートフルに描かれており、思わずホロリとさせられてしまうシーンも。
食べることは、生きることへとつながる。
「食に幸あれ!」
明日への活力が湧いて来る、究極の焼肉ムービーです。
<作品情報>
『フード・ラック!食運』
2020年11月20日(金)から全国ロードショー
原作・監督:寺門ジモン
エグゼクティブ・プロデューサー:吉田繁暁
プロデューサー:林鉄洋、宇高武志、鴨井雄一、山邊博文
原作協力:高橋れい子
脚本:本山久美子
撮影:藤本信成
録音:深田晃
照明:金子拓矢
音楽:Amar
主題歌:ケツメイシ「ヨクワラエ」(avex trax)
出演:EXILE NAOTO、土屋太鳳、石黒賢、松尾諭、寺脇康文、白竜、東ちづる、矢柴俊博、筧美和子、大泉洋(特別出演)、大和田伸也、竜雷太、りょう
(C)2020松竹
公式サイト https://movies.shochiku.co.jp/foodluck/
連載情報
Tokyo cinema cloud X
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。
著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/