質問に明確に答えない「菅総理の答弁の姿勢」
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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(1月26日放送)にテレビ東京 政治部・官邸キャップの篠原裕明が出演。菅総理の答弁の姿勢について解説した。
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衆院予算委員会に臨む菅義偉首相=2021年1月25日午前、国会・第1委員室 写真提供:産経新聞社
菅総理の答弁の姿勢に物言い
菅総理の答弁について、1月21日の参院議院運営委員会理事会では立憲民主党から答弁時間の短さの指摘があり、22日の本会議では、立憲民主党の田名部匡代氏から改めて「答弁の長い短いではなく、明確な答えと丁寧な説明を求める」と物言いがついた。
飯田)菅総理の答弁の姿勢について、いろいろ出ています。
篠原)菅さんが官房長官になった直後の話として、伝え聞いたことですが、当時の菅官房長官は非公式の場で「記者は質問する権利があるのだけれども、官房長官には答えない権利もあるのだ」と話していたということです。
飯田)なるほど。
篠原)確かに官房長官時代は、「その指摘はあたりません」などと答弁したり、そもそも質問に答えなかったりしていました。しかし、総理大臣には、後ろに控えている人はいません。総理が答弁しなければ、答弁する人がいなくなってしまいます。日本学術会議の問題でも、「個別の人事については答えられない」という答弁がありましたが、ある総理秘書官を経験した人に聞くと、「総理が答えられないと言っていいのは国家安全保障に関わる機密くらいだ」と、「答えないハードルが低すぎるのではないか」と菅総理の答弁批判をしていました。
飯田)そうですか。
篠原)私も総理会見でここのところ4回ほど連続で質問していますが、個人向けの給付金のことを菅総理に聞いたのですけれど、直接答えないのです。「他にはこんなことをやっています」、「雇用調整助成金をやっています」、「協力金をやっています」と言うのですが、「では給付金はどうなのですか」ということには、直接答えません。こういう論法では、なかなか総理のメッセージが国民に伝わらないのではないでしょうか。
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篠原裕明 テレビ東京 政治部 官邸キャップ
篠原裕明 テレビ東京 政治部 官邸キャップ
【テレ東 官邸キャップ篠原裕明の政治解説】
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